中年女性最大の難敵!更年期障害の症状に有効な対策を全検証

更年期とは一般的に40代後半から60代前半を意味する言葉で、この頃になると加齢やストレスによるホルモンバランスの乱れから、様々な自覚症状を伴う健康被害が出るようになり、その健康被害を総称して「更年期障害」と呼んでいます。しかし、近年40代前半より若い年代でも更年期障害と同様の自覚症状を伴う症例数が急増していて、早い人では20代で発症するケースも確認されています。
こうした若年層で更年期障害様症状を起こす場合は「若年性更年期障害(プレ更年期)」と呼ばれていて治療法に関しても通常の更年期障害と同じ方法-が選択されています。
更年期障害はホルモン産生と自律神経のバランスの乱れからくる諸症状なので、サプリメント等を使って対策を講じることが可能です。しかし中には決してお勧めできなサプリもありますので、今回はそんなお勧めできないサプリとは何か?について詳しく説明していきます。

あなたはどれだけ知っていますか?更年期障害の多様な症状について

このセクションでは更年期障害が持つ多様な症状をセルフチェックという形で知っていただきたいと思います。以下に女性の更年期障害で起こりがちとされる主だった症状を分類して一覧化したものを挙げていきますので、ご自身の体調と照らし合わせ当てはまるものにチェックを入れてみてください。
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【精神神経系症状】
  • 不定愁訴:イライラして怒りっぽくなること
  • 不眠
  • 不安感(不安障害):ちょっとしたことでも不安になって何も手につかなくなる状態
  • やる気が起きない
  • うつ状態
  • 易疲労感(疲れやすい)
  • 原因不明の喪失感
【血管・自律神経系症状】
  • ホットフラッシュ:顔が火照り赤みを帯びる状態
  • のぼせ、多汗
  • 高血圧
  • 動悸・息切れ・不整脈・頻脈など
【泌尿器・生殖器系症状】
  • 不感症様症状:パートナーとセックスをする気持ちになれない
  • セックス時に性器に痛みを感じる:性交痛
  • 膀胱炎
  • 排尿障害(残尿感、頻尿、尿漏れなど)
【消化器系症状】
  • 吐き気、嘔吐
  • 胃腸症状(胃痛、胸焼け、呑酸、胃もたれなど)
  • 食欲不振
  • 便秘
  • 下痢
【運動器官系症状】
  • 腰痛
  • 肩こり、首のこり
  • 四肢の痺れ、痛み
  • 筋肉痛
  • 関節痛
【その他の症状】
  • めまい
  • むくみ
  • 掻痒感:皮膚が痒くてかきむしりたくなる
  • 耳鳴り
いかがでしょう?セルフチェックをしてみて該当する項目が多いほど更年期障害である可能性が高いということになります。

女性の更年期障害プロセス:生理不順から閉経まで

男性の更年期障害に比べて女性の場合、強い自覚症状が起こりやすいのは「閉経」という生理現象が大きく関わっていると考えられています。「閉経」とは“卵巣が有する機能において卵胞を消失することによる永久的な月経の停止”と定義されています。平たく言えば
「妊娠出産は体力的にも精神的にも非常に負担がかかることなので、年齢とともに妊娠しにくい体つきになり、やがては完全に妊娠ができない体質になること(月経の完全消失)」
と解釈して良いでしょう。
この「閉経」の兆候が現れ始めるのが大体40代からで、このころから生理周期に異常が起こり始め、ホルモンと自律神経のバランスが崩れることで「更年期障害」が起こると考えられているのです。かつて、女性の更年期障害は「老化現象」の一環として医学の世界でも“病気”としてはみなされていませんでした。しかし近年では辛い自覚症状が長期間継続することで他の健康被害を誘発しやすくなるという理由から、更年期障害を病気と認め、積極的な治療が行われるようになりました
そこで、ここでは女性の更年期障害のプロセスそのものといっても過言ではない、「生理不順」から「閉経」までの過程を説明していきましょう。

生理不順

普通、月経(生理)は25日から38日程度で周期的に起こり、排卵期には出血(経血)を伴います。しかし初期の更年期である40代頃から次第に生理周期に狂いが起こり始めるようになります。
最初の頃は24日以内に次の生理がきてしまう「頻発月経」と39日以上生理がこない「稀発月経」が不規則に起こるようになり、次第に「稀発月経」の方が頻発しはじめ、次の月経までの期間も伸びていき、最終的に1年以上生理が来なくなると「閉経」を迎えたと判断されます。
多くの場合「閉経」は50代後半から60代前半にかけての年代が最も多く、閉経後ホルモンバランスが再び落ち着くことで更年期障害も自然と消失していきます。

経血量の変化

生理時の最も特徴的な状態である「経血」の量も生理不順になると不規則になってきます。経血量は更年期以前でも、体調やストレスの具合によって多くなったり少なくなったりしますが、更年期以降の生理不順時にはさらにその傾向が顕著になります。
経血の量が多い状態を「過多月経」、逆に少ない状態を「過少月経」と言いますが、これが月経周期に関わらず不規則に繰り返されるようになる傾向が認められています。場合によっては生理前後でも出血したり、整理中にも関わらず急に出血が止まるなどの症状も確認されています。
月経は女性にとって体調を図るための大切なバロメーターのひとつです。したがって、生理不順はとても大きな精神ストレスとなり、更年期障害を更に進行させる原因になりかねません。そこで、少しでもそうした不安を和らげるためにサプリメントを導入して、生理不順や更年に対するケアを行うことが有効な対策となるのです。
ストレスを感じる女性

更年期障害にならない人がいるのはなぜ?

更年期障害はかつて「老化現象の一環」であると認識されていたように、年齢とともに「閉経」を迎え、その前段階として月経不順を始めとする更年期障害が起こるのは自然な生理現象であると言えます。しかし中には更年期障害とは無縁のまま閉経を迎える人もいます。
この両者の違いは一体どこにあるのでしょうか?それは私たちの体が本来持っている「ホメオスタシス(恒常性)」と深い関わりがあると考えられています。

ホメオスタシス:恒常性とは

「ホメオスタシス」とは生物全体が持つ「生理的機能の調整能力」のことで「恒常性」とも呼ばれています。生き物が生きていくためには暮らしている土地の気象条件や生活環境などにいち早く適応していく必要性があります。この外的ストレス(気象条件や生活環境の変化など)の影響を受けても体の生理機能を一定に保つための能力が「ホメオスタシス」になります。
私たちが普段使っている平易な日本語で表現すれば「慣れ」ということになりますね。引越しや転勤、退職、卒業などで急激に生活環境が変化しても、多くの人はその環境に慣れることができます。この時、「環境変化」というストレスに対し、自律神経と免疫系がただちに反応し、そのストレスの下でも生命維持機能である
  • 血流
  • 血糖値
  • 体温維持
  • 心拍数制御
  • 血液酸性度
を適正に調整しようとする力が無意識で働きます。これが「ホメオスタシス(恒常性)」です。この言葉は民間医療や代替医療で頻繁に用いられる言葉ですが、医学的にも自律神経並びに内分泌系の機能維持、血管(血液)の緩衝作用、腎臓の浸透圧調整機能維持にとって重要な能力であると認識されています。
更年期障害になると、“自律神経”と“ホルモン”のバランスが不均衡を起こすため「ホメオスタシス」が正常に働かなくなり、様々な症状をきたすようになります。しかし、中にはこの不均衡に負けずに更年期障害を迎えないまま更年期を乗り切る人もいます。「ホメオスタシス」という観点から、このことを検証した場合、
  • 更年期障害を起こす人→代謝機能の落ち込むスピードがホメオスタシスを上回っている状態
  • 更年期障害を起こさない人→代謝機能の落ち込むスピードにホメオスタシスがうまく追従している状態
と言えますね。つまり、年齢とともに落ち込む基礎代謝という体内環境の変化にいち早くホメオスタシスが対応している柔軟性をもともと持ち合わせているということになります。
このようにホメオスタシスに優れている人の場合は更年期障害になるリスクが低いので、特別な対策は必要ありません。しかし、それ以外の人はホメオスタシスの能力を上げるために足りない栄養素を「補い」、かつ「生活習慣を見直す」ことで生体リズムを一定に保ちやすくしながらホメオスタシスをサポートする必要性があります
サプリメント本来の目的は、このホメオスタシスをサポートすることにあると言っても過言ではないでしょう。

更年期障害と自律神経失調症の密接な関連性について

更年期障害を正確に把握するためには「自律神経とは何か?」ということをしっかりと把握する必要性があります。ここからは「更年期障害と自律神経の密接な関連性」について説明していきたいと思います。

自律神経とは

自律神経とは、心臓、消化器官、呼吸器などの臓器の活動、体温の調整、生殖機能の活性化などを制御するために24時間不眠不休で働き続けている中枢神経です。そして自律神経は
  1. 交感神経:日中の活動期や運動中に活性化するアクティブな神経
  2. 副交感神経:安静時や夜に活性化し、日中に受けた心身の傷を癒す神経
の二つに分類することができます。
健康な状態の時はこの二つの自律神経のスイッチングがスムーズに行われていて、身体や精神の状況に合わせて適切な神経が作用するようにできています。ところが、更年期障害やストレスなど神経やホルモンのバランスに影響する要素が加わると、このスイッチングが正常動作しなくなり、「自律神経の乱れ」が発生します。

自律神経が乱れるとどうなるのか?:自律神経失調症について

–頬に手を当て辛そうにする女性

自律神経が乱れると、当然のことながら生体内のリズムが狂い、すべての臓器の活動に多大な影響を与えるようになります。
■循環器系に影響が出ると
  • 不整脈
  • 心不全
  • 徐脈
  • 頻脈
  • 高血圧
■呼吸器系に影響が出ると
  • 呼吸不全
  • 呼吸が荒くなったり細くなったりする
  • 過換気
■内分泌系に影響が出ると
  • 甲状腺機能亢進症
  • 甲状腺機能不全
  • 肝機能障害
  • 腎不全
  • 体温調整機能不全
■泌尿器系に影響が出ると
  • 排尿障害
  • 膀胱炎
  • 尿路感染症
  • ED(男性)や不感症(女性)
  • …etc,etc
などおよそありとあらゆる部分に不具合を起こすようになります。つまり自律神経が「生きる」という行為すべてを制御していると言っても過言ではないのです。
このようになんらかの原因で自律神経に異常や乱れが発生し、色々な健康被害を起こす病気が「自律神経失調症」と言います。また、上記更年期障害の諸症状を見てみると、自律神経の乱れからくる症状と重なるところがたくさんあることがわかると思います。つまり、更年期障害と自律神経失調症とは非常に深い関連性があるということになり、言い換えれば、更年期障害は自律神経失調症の一部であると言えるのです。

ホルモンと自律神経

では次にホルモンと自律神経の関連性について説明していきましょう。端的に結論から言えば
  • 自律神経→司令官
  • ホルモン→実行部隊
という関連性になります。ホルモンとは人の体内で行われている代謝を促すために自律神経から発せられる命令を受けて酵素と共に働く物質で、酵素が一意の働きしかないのに対し、ホルモンには複数の働きがあります。
例えば女性ホルモンである「エストロゲン」には
  • 生理や妊娠、出産など女性特有の生理現象を潤滑に行うことへの働きかけ
  • 副交感神経の活性化
  • 感情の抑制、脳の興奮を鎮める作用
  • 血管を拡張する作用
  • 骨を丈夫にする作用
  • 基礎体温を下げる作用
などがあることが判明しています。更年期障害は性ホルモンの産生能力が低下し、バランスが乱れることが原因で起こる病気ですので、このエストロゲンは女性の更年期障害にとって非常に重要な物質であるということがわかります。

ホットフラッシュ

女性の更年期障害の特徴的な症状の一つに「ホットフラッシュ」というのがあります。ホットフラッシュの発作時には
  • 顔が火照る
  • 赤ら顔になる
などの症状が出て、体温が上がり汗をかきやすくなります。
平時の体温(基礎体温)よりも上がる時というのは感染症などによって炎症反応が出ていることの証明なのですが、ホットフラッシュはそのような原因がなくても自律神経が異常興奮を起こして体温が上昇し、頭に血が上ったかのような症状が現れてくるのです。痛みを伴うようなことはありませんが、頭がぼーっとしたり、眼圧や血圧が上昇するなど決して楽観視できる状態ではありません。
では、どうして女性の更年期障害にこのような症状が出やすいのでしょうか?その答えを導き出す鍵が上記の「エストロゲン」の作用の中にあります。
  1. 脳の興奮を鎮める作用
  2. 血管を拡張する作用
です。つまり、ホットフラッシュが起こっている状態のとき、脳の中では「エストロゲン」不足から交感神経優位となり、自律神経の異常興奮が続いているということを裏付けているのです。
このようにホットフラッシュを始めとする女性の更年期障害の諸症状はすべからく、女性ホルモン不足による自律神経の乱れが原因であり、医学的には自律神経失調症の一つに分類されています。

若年性更年期障害と更年期障害の違いとは?

頭に?を浮かべる女性

若年性更年期は「プレ更年期」や「プチ更年期」とも呼ばれ、一般的に“更年期”と呼ばれる年代よりも若い年齢から更年期障害のような症状が現れる病気です。早い人では20代ころから自覚症状を訴えるケースもあり、患者数は年々増加傾向にあると言われています。
発症のメカニズムは更年期障害と同じですが、最大の原因は加齢ではなく、精神的なストレスや過激なダイエットとされています。

過激なダイエットが何故若年性更年期障害を引き起こすのか?

過激なダイエットというのはここでは厳しい摂食制限を課すようなダイエットを意味しています。人の体は食事によって栄養素を補給するようにできていて、生きていくために必要な物質のうちのいくつかは体内では合成できないもの(例:必須アミノ酸やミネラルなど)もあり、極端な摂食制限は「栄養失調」のリスクを高めるだけで健康に良いことではありません。

栄養が偏りすぎたり不足した状態では基礎代謝が低下し、自律神経やホルモンバランスに乱れが出るのは当たり前のことなのです。ダイエットは必ず「健康的に痩せる」ということを念頭において実践するようにします。

若年性更年期と普通の更年期障害との大きな違いは「ホルモンバランスの乱れが出やすいかどうか」にあると考えられています。まだまだ基礎代謝が活発な若年層では女性ホルモンの分泌が盛んなので、自律神経のみが乱れて更年期障害と同様の症状が現れるケースが確認されています。したがって、今出ている更年期障害様症状が若年性更年期障害なのか、それとも自律神経失調症なのかは病院で適切な検査を受けた上で診断してもらう必要性があります。

更年期障害で病院を受診する時は何科を受診すればいいの?

冒頭の方で一覧にしてある“更年期障害の症状”を見ていただければ分かる通り、非常に多様な自覚症状を覚えるので、病院にかかる時は何科を受診すればいいのかは大いに悩ましいところです。
しかし、この病気の原因が「女性ホルモンのバランスが乱れること」にあるので、内科系の診療科ではなく「婦人科」を受診するのが最適です。また、医療機関によっては「更年期外来」のような専門科を設けているところもあるので、受診前に問い合わせてみると良いでしょう。

大豆イソフラボンの効果に対する国内外の公的機関の評価について

日本のサプリメント業界では大豆イソフラボンがエストロゲン(女性ホルモン)と同様の作用を持つことから、女性の更年期対策サプリメントの原料として人気があります。しかし、内閣府の下部組織である「食品安全委員会」では以下の様な見解を公表しています。
  • フランス食品衛生安全庁(AFFSA)

    植物性エストロゲン(大豆イソフラボン)の摂取による健康被害が考えられない量としては体重1kgにつき1mg/日を目安とする。(それ以上の摂取については健康被害を起こすリスクを否定できない)
    また、乳がん患者、および本人または家族に乳がんの既往歴がある人は腫瘍増殖および増大のリスクを考慮し、摂取を制限すべきである。

  • アメリカ品質調査機構(AHRQ)

    2005年に大豆イソフラボンの健康への影響について「循環器への影響」、「更年期障害への影響」、「内分泌系機能への影響」、「がん細胞の増殖作用」、「骨組織への影響」などを人への臨床実験で確認した結果、大豆イソフラボンや大豆タンパクにはこれらの臓器、並びに器官、月経周期、骨などへの効果については裏付けがないと公表。

  • アメリカ心臓協会(American Heart Association)

    大豆イソフラボンについては更年期の症状に対する低減効果(改善効果)は認められない。

  • イギリス食品基準庁(FSA)

    引き続き植物エストロゲン(大豆イソフラボンなど)の健康への影響については引き続き調査、研究を進める予定(具体的な有用性については未確認)。

このように、大豆の健康効果や大豆イソフラボンのエストロゲン様作用については認めつつも、大豆イソフラボンの女性更年期障害改善に対する有用性については効果がないか、未確認であるというのが各国の見解であり、日本政府としてもそれを認めるものであるというのです。また、エストロゲンが関与している乳がんの罹患リスク(病気にかかるリスク)については要注意で、摂りすぎは避けるべきであるというのが世界的な常識になります。
こうしたことを鑑みると現状では大豆イソフラボンが女性の更年期障害改善に効果的であるということには懐疑的で更年期サプリメントとしてはお勧めできないのが現状です。

女性の更年期障害対策として有名なルビーナってどんな薬?

市販の女性更年期障害改善薬として人気が高いのが武田薬品からリリースされている「ルビーナ」です。この薬は“第2種医薬品”に分類されているれっきとした治療薬で、女性の更年期障害の多様な症状の中でも
  • ほてり、のぼせ
  • 疲労倦怠感
  • 冷え性
  • 頭痛
  • 不眠
  • むくみ
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 便秘
などの改善に効果があるとされています。
主成分は
  • 血の巡りを良くして体を温める漢方「四物湯(しもつとう)」
  • 水分代謝や自律神経の乱れを整える漢方「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」
の二つをバランス良く混合した「連珠飲」処方になります。連珠飲とは複数の漢方薬を併せ飲むことで相乗効果を得るための投薬方法で、ルビーナは特に自律神経の乱れによる更年期障害症状改善には高い効果があり、人気を博しています。
しかし、もう一つの要因である「女性ホルモンの産生量低下」を改善するための処方は行われておらず、*ホメオスタシス(恒常性)については懐疑的な部分が残ります。また、西洋医学成分(合成薬成分)も一部含まれていて、治療薬である以上副作用への懸念もあり、現状ルビーナだけで更年期障害対策が十分であるとは言えないと思います。

*ホメオスタシス(恒常性)については上記「更年期障害にならない人がいるのはなぜ?」のセクションを参考にしてください。

結局は何をすれば完璧な更年期障害対策になる?

大事な事だと念を押す指

大切なことなので繰り返しになりますが、「更年期障害」とは“加齢によって起こる女性ホルモンの減少からくる複合的な体調不良”になります。そこで、医学的には減ってしまった女性ホルモンを注射や投薬で補う「ホルモン充填療法」が用いられます。
しかし、中には辛い自覚症状を覚えずに更年期を乗り切る人が一定数いることからもわかるように、必ずしも全員がホルモン充填療法を受けなければならないというわけではありません。これは女性ホルモンの分泌量低下のスピードにホメオスタシス(恒常性)が追いついていければ、体内でのホルモンバランスの乱れ具合が緩やかで不調をきたすには至らないからです。
したがって、「治療」という目的でなければ、サプリメントなどを上手に活用して少しでも女性ホルモンの産生量低下を抑え、閉経までの期間の体調変化を緩やかにしてソフトランディングさせるのが最も理想的な「対策」になります。
それではもう少し具体的に「治療」と「対策」について説明していきましょう。

まず、「女性の更年期障害」は辛い自覚症状が多発的に生じるれっきとした病気なので、何かしらの症状がでていれば病院(婦人科)での「治療」が可能です。しかし、これは逆に言えば「自覚症状がなければ治療を受けられない」ということになります。つまり、予防的な対策を立てるというのは医療機関では原則として無理なのです。

また、「ホルモン充填療法」に用いられるのは合成された女性ホルモン製剤なので副作用などへの懸念は常について回ります。実際に性ホルモンは「ステロイドホルモン」とも呼ばれていることからもわかるように、合成ホルモン製剤もステロイド治療薬同様、副作用が強くでてしまう傾向があります。
また、市販薬としては「ルビーナ」というのが更年期障害の治療薬として非常にポピュラーな存在であり、確かに漢方処方と西洋薬成分のいいとこ取りで、血の巡りをサポートして自律神経の乱れを整える作用は高いのですが、女性ホルモンの産生量をコントロールする成分は配合されていません。
更年期障害が起こってしまう2大理由は
  1. 自律神経の乱れ
  2. 性ホルモン(女性ホルモン)バランスの乱れ
なので、自律神経への作用が主な効果である「ルビーナ」だけでは十分な対策であるとは言い難いでしょう。
続いて、「治療」ではなく「対策」の方を説明していきます。「対策」は治療だけが目的ではありませんので、薬以外のサプリメント等でも講じることができます。ただし、医療機関において保険証を使っての診療行為を受けることはできません。その点はきっちりと区別して考えておく必要性があります。
さて、前置きが長くなりましたが、現在女性の更年期障害対策サプリメントとして発売されているのにはいくつか種類があります。これらを原料ベースで見ていくと
  • 大豆イソフラボン
  • マカ
  • ローヤルゼリー
  • 高麗人参
などがメジャーなところになります。
ここで一番問題となるのが「大豆イソフラボン」であると思われます。

イソフラボンは、“急激に分泌量が落ち込むことで更年期障害を発症する「エストロゲン」という女性ホルモンに近い働きをする”ことがわかっています。しかし、サプリメントなどで摂取する大豆イソフラボンに関する更年期障害の改善効果については、海外の研究では疑問視されているか、「ネガティブ(否定的)」と捉えられている上に、エストロゲンが関与している乳がん発症(あるいは再発)のリスクを高めるとして、過剰摂取は控えるようにと厚労省からもお達しが出されています。

したがって、現状では大豆イソフラボンの作用を鵜呑みにすることは控えた方が良いといえるでしょう。
次に「マカ」に関してですが、こちらは男性向けの精力剤の原材料としても用いられている成分であり、このことからもわかるようにどちらかといえば「アクティブ系(興奮・覚醒系)」の働きがあり、
  • 不定愁訴(イライラして怒りっぽくなる)
  • 動悸、息切れ、不整脈
  • 呼吸が荒くなる
などの自律神経の異常興奮からくる主症状に対しては症状を強めてしまうか、現状維持させる傾向にあるので、「女性の更年期障害対策」としてはあまりお勧めできません。
となると残りは「ローヤルゼリー」と「高麗人参」ということになります。
「ローヤルゼリー」には“デセン酸”、「高麗人参」には“ジンセノサイド”と呼ばれる独自成分が含まれていて、この作用によって「○○の量を倍増させる」という一方向の働きではなく「足りないものを適切に補って、全体のバランスを良好に保つ」という作用をもたらせてくれます。しかし、この作用を確実に得るためには良質なローヤルゼリーや高麗人参を原料として用いなければなりません。この点においてローヤルゼリーの方がコストが割高なのでデメリットとなるでしょう。
加えて、高麗人参については漢方の世界でも古くから女性の更年時の不調を和らげるために用いられていて高い成果を得てきた歴史があり、臨床的にもその役割が確認されていますが、マカやローヤルゼリーについてはこの点の根拠が乏しく、対策としては高麗人参がベストチョイスになると思われます。

更年女性の悩み解消には高麗人参が良い理由とは?

高麗人参には「ジンセノサイド」と呼ばれる独自の栄養素が含まれています。これはサポニンと呼ばれる物質の一種で、
  • 血の流れをサラサラにする
  • 体をポカポカにしてくれる
  • 体が錆び付くことを防いでくれる
  • 侵入してきた異物を速やかに排除してくれる
などの働きがあることが現代科学でも証明されています。
「サポニン」は大豆にも多く含まれている物質ですが、「大豆サポニン」は食べ過ぎると毒性を示すという特徴があります。しかし、高麗人参に含まれている「ジンセノサイド」はこうした悪影響がないので安心して召し上がれる一方で、それ以外にも人が生きていく上で必要な「ミネラル」「アミノ酸」「ビタミン類」を豊富に含んでいて、これ一つで完全食品と呼ばれている食材です。
足りない栄養素を補い、体全体の調子を整えてくれることから、様々な不調を覚えがちな更年女性のお悩み解消には最適なサプリメント原料だといえるでしょう。

まとめ

更年女性が抱える
  • 体が重い
  • ぐったりしがち
などのお悩みをスッキリさせるためにいろいろなメーカーからサプリメントが開発・製造されています。メジャーな対策としては、
  1. 体をポカポカさせる
  2. 血液の流れをサラサラにする
ことで体内のバランスや流れを良好にしてお悩みを軽くしていくのが目的です。この二つの目的を達成するための原料として食品由来でもある
  • 高麗人参
  • ローヤルゼリー
  • 大豆イソフラボン
  • マカ
などが用いられますが、更年女性の悩み解消について言えば、漢方の世界でも古くから用いられてきた高麗人参に一日の長があると言えます。
以 上 
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更年期障害には高麗人参がオススメです


ゆらぎ世代の辛~い更年の悩みに最も効果バツグンなのが「高麗人参(朝鮮人参)」です。

高麗人参にしか入っていない更年有効成分「ジンセノサイド」が自律神経をサポートし辛さから解放してくれることでしょう。



今現在、高麗人参で10年連続売り上げ世界一なのが、「正官庄」です。
とにかくまずはこれを試してみて欲しいです。日本一ではなく世界一ですので断然実感力が違います

更年期障害ではぽっこりお腹になるの?

公開日:
更年期障害

更年期障害では多くの人が「未病」を経験します。これは東洋医学で病気の一歩手前の状態です。その一つに「ぽっこりお腹」があります。お腹の張りや苦しさを覚えますが、お医者さんに相談するほどではないという状態です。

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