何かをきっかけにしてそろそろ更年期かもしれない、と意識し始める時期があると思います。
受け入れたくないような、でもいよいよ来たか~仕方ないなぁというような複雑な感情を抱く方が多いようです。なかなか素直に受け入れることは難しいことかもしれません。
しかし、更年期障害の症状を少しでも楽にするには、まずは自分が更年期障害に近づいていることを意識し自覚することが第一歩です。そして、更年期と言われている時期は、更年期に合った過ごし方を意識することです。
更年期障害の症状が重くなってからではなく、早めに気づき過ごし方を見直すことで女性ホルモンの減少を緩やかにしたり倦怠感や気持ちの落ち込みなどを最小限に食い止めることもできます。
そこで、今回は更年期障害かなぁと感じた時に、適した過ごし方を見直していきましょう。

更年期障害の時の過ごし方

困っている女性

まず、更年期と呼ばれる40代半ばから50代半ばにかけての約10年間に、どのような変化が起こりやすいのか背景をのぞいていきましょう。
更年期に差し掛かる年代になると、大きな人生の節目となるような以下のようなライフイベントを経験することが多くなります。
  • 子供の思春期
  • 子供の巣立ち
  • 夫の昇進、昇格
  • 夫の定年退職
  • 親との死別
  • 親の介護問題
など
このように変化によって子供との時間の使い方が変わったり、夫や親との時間が増えるなど、今までに経験したことのない人生の変化を感じることで、ストレスや疲労が急激に蓄積しやすくなります。
仕事を続けているなら仕事によるストレスや疲労も感じやすくなるため、心身ともに不安定になりやすい時期です。
さらに更年期には、じきにやってくる閉経に向けて卵巣の機能が低下し、女性ホルモンのエストロゲンが減少していきます。そのために、心身の不調が起こりやすく自分に起こる変化にも対応しなければなりません。
更年期障害では個人差があるものの様々な症状が現れやすくなります。中でも十分に注意しておきたいのがエストロゲンの減少が原因になり引き起こされる骨粗しょう症と動脈硬化です。
骨粗しょう症は、骨の生成をサポートしていたエストロゲンが減少することで骨の密度が低下し骨がスカスカになることで骨が折れやすくなります。症状が進み骨折が起こると寝たきりを余儀なくされることもあり、更年期には気を付けたい疾患です。
また、血中に含まれているコレステロールをコントロールしていたエストロゲンが減少することで、血管内に悪玉コレステロールが付着しやすくなり、血管内の血液の流れが悪くなることで中性脂肪の増加や動脈硬化を起こしやすくなります。
動脈硬化は、心筋梗塞などの心臓の疾患や脳梗塞、脳出血などの生死にかかわる病のリスクを高めます。更年期は健康状態をより良く保つために、今まで以上に毎日の過ごし方に気を付けたい時期になります。

更年期障害対策の為に、心得ておきたい過ごし方

指差す手

不安定になりやすい更年期には、次にご紹介するような過ごし方を心掛け更年期障害の対策を行っていきましょう。
  • 生活のリズムを整える
  • 栄養バランスの良い食生活に見直す
  • 適度な運動を定期的に行う
  • 趣味を充実させるなど、ストレスや疲労を溜めない術を持っておく
  • 湯船でゆっくり温まるように入浴方法を見直す
  • 漢方薬やサプリメントでサポートをする
  • 症状によっては速やかに病院で診察を受ける
など

まとめ

更年期障害の影を感じる頃になると、いよいよかぁなんて少し暗い気持ちになることもあります。しかし、私の友人は更年期障害ってなに?私には関係ないわ!と言い切り、気にしないようにしているようです。

病は気からというように、気持ちの持ち方次第で症状の出方にも差が生じることもあるかもしれません。でも、明らかに調子が悪いと感じるようになったら、セルフケアにプラスして我慢せずに病院へかかることが大切です。
更年期障害は、適切な治療を行えば症状の緩和につながるからです。中高年以降を元気に生活していくには、年齢に見合った過ごし方を心掛けることが大切ですね。