
住所 | 〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町大笹25 |
TEL | 024-595-2002 |
入浴料 | 700円(小学生は500円) |
時間 | 10:00~17:00 (最終受付は16:30) |
定休日 | 平日・冬期 *土日祝のみ営業 |
駐車場 | あり(無料) |
構成 | 露天風呂(混浴1) 内湯 (混浴2、女2) |
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土湯温泉と不動湯温泉について(地図)
不動湯温泉(ふどうゆおんせん)は秘湯ファンには有名なあの高村光太郎さんも宿泊されたという歴史ある温泉旅館です。2013年8月29日に火災が発生して建物が全焼してしまい一時は閉鎖していましたが、現在は積雪が多い冬季以外(4月中旬~11月あたり)の土・日・祝日のみ営業している日帰り温泉施設として再開されました。
土湯温泉 不動湯温泉の体験記

体験記は火災前のもので現在の建物と利用できるお風呂は多少変わっています。不動湯温泉の歴史として体験記は残させていただきますことをご了承ください。
不動湯の外観・館内とお風呂の種類
不動湯温泉までの道のりは土湯温泉街から坂道・下り道を進みますが、途中から舗装されていないものすごい凸凹道になるので車はかなり汚れます。
車が心配なかたは奥土湯温泉「東海温泉」手前からつながる遊歩道を歩いて30分弱で行けるので徒歩をオススメします。

【不動湯温泉玄関入口】
なだらかな階段を下りていきます。

うっそうと樹木が生い茂るなかにポツンとある、秘湯感いっぱいの温泉です。
こんなきれいなお花も咲いていました。

【不動湯温泉の外観】
不動湯温泉は大正10年に開業し、建物も当時のままだとか。
玄関を上がると右に帳場という名の居間があって、子供たちがテレビを見ていました。ほのぼのとしていていいですね。
**現在こちらの建物はありません
不動湯温泉には
・ 混浴露天風呂
・ 2つの混浴内湯
・ 2つの女性専用内湯
と全部で5つのお風呂があり、4つもの自家源泉を持つ源泉かけ流しの100%天然温泉です。

再開後は混浴露天風呂とかつての女性専用内湯「桧風呂」の2か所のみ利用可能です
混浴内湯の画像付き口コミ情報

火災の影響でこちらのお風呂は再開後利用できません
お風呂は玄関から右手にある階段を下りていきます。
昔の建物らしく天井が低いので背の高いかたは注意してくださいね。

階段を降りたら狭い廊下を進みます。

混浴内湯【常盤の湯】入口
最初にあるのは関節リュウマチなどの「神経痛の名湯」、単純炭酸鉄泉の常盤の湯です。

混浴内湯【常盤の湯】の脱衣所
小さな男女共同脱衣所ですが、きれいに整頓されています。
浴室は透明のガラス戸なので脱衣所から丸見えです。

【混浴内湯】『常盤の湯』
歴史を感じる小さな内湯で無色透明のお湯が入っています。適温のお湯は特に関節リウマチ、筋肉痛、神経痛、体力回復に効果があるそう。
こちらにはシャンプー・ボディソープが完備されていました。

火災の影響で現在「常磐の湯」はありません
1つめの女性専用内湯の画像付き口コミ情報

火災の影響でこちらのお風呂は再開後利用できません

常盤の湯の反対側、階段を下りていくと女性専用内湯があります。
【女性専用内湯入口】
【女性専用内湯の脱衣所】
小さいですが、すっきりとしています。
体重計も完備。

【女性専用内湯】(貸切風呂)
2人用くらいの小さな湯船ですが、ジェットバスになっています。窓をのぞきこむと渓流が見えます。
弱硫黄泉のお湯には美肌効果があるのだそう。
こちらにもシャンプー・ボディソープが完備されていました。

火災の影響で現在こちらの女性専用内湯はありません
2つめの女性専用内湯と混浴内湯の画像付き口コミ情報

もうひとつの女性専用内湯と混浴内湯へは「長命段」と呼ばれるミシミシという年季の入った風情ある階段を降りていきます。
** 現在こちらの階段は新しくなっています

温泉成分表にも歴史を感じます。

階段を降りた左側にはリニューアルした女性専用内湯があります。

【女性専用内湯脱衣所】
木のぬくもりのある優しい雰囲気で、鏡にドライヤーがあります。
【女性専用内湯】
檜の香りが何とも言えない総檜造りのお風呂からは自然の木々が眺められます。
無色透明の単純硫黄泉の源泉は58℃、湯船の湯温も45℃はあってすごく熱かったですが、とてもスキッとしました!
胃腸病、運動機能障害に効果があるそう。

1か所ですがシャワー&カランとシャンプー・ボディソープが完備。新しくきれいなので気分がいいです。

再開後はこちらの桧風呂を男女とも利用することができます。
画像は火災前のものなので現在のものとは多少異なります。
階段を降りて女性専用内湯の反対側にはもうひとつの混浴内湯【羽衣の湯】がありますが、この日は露天風呂待ちでたくさんの人がここで入浴していたので写真は撮れませんでした。
3人入ればいっぱいの檜風呂にはうっす~ら白濁した単純泉のお湯が入っていて胃腸病や運動機能障害に効果があるそうです。ここの窓から下をのぞくと混浴露天風呂に人が入っているかがわかるので、内湯の中でもいちばん人気のお風呂です。

火災の影響で現在「羽衣の湯」はありません
混浴露天風呂の画像付き口コミ情報
不動湯温泉の名物、混浴露天風呂へは階段を降りてそのまま進むと外に出るドアの先にスリッパが3足あります。
こちらにスリッパがなければお風呂もいっぱいで入れないので待っていましょう。

1人分の幅しかない狭い階段を降りて行きます。

下から上を見上げるとこんな風景で小さな滝が見えます。左の赤いトタン屋根が脱衣所です。
【混浴露天風呂の脱衣所】
男女共同でドアもないので女性の方は注意しながら着替えてくださいね(入浴時はバスタオル巻きでお願いします)。

【混浴露天風呂】
渓谷沿いの谷間にある秘湯感たっぷりの混浴露天風呂の湯船は3人入ればいっぱいの小さな石風呂です。

白濁した硫黄泉のお湯は41℃くらいのいい湯加減でした。
皮膚病・色白の美肌に特に効果があるそうです。

小さな滝を見ながら森林浴ができ、とっても贅沢気分を味わえる混浴露天風呂は人気なのがわかりますね。

露天風呂・体験記は火災前のもので現在のものとは多少変わっていますことをご了承ください
【ミナの感想】
不動湯温泉は土湯温泉からも遠くはないのですが、ご紹介した通りの行きずらさ、山深いなかにひっそりとたたずむ一軒宿、歴史を感じる鄙びた建物と温泉が秘湯ファンから大人気で、この日も東京や静岡など遠方からわざわざやってきたという秘湯ファンにお会いました。
歴史ある建物に小さな内湯が点在していて湯巡りするのも楽しいですし、効能もお湯の色も異なる温泉を味わえるのもお得感があります。
無色・白濁・茶褐色などを持つ源泉はお天気によって微妙に変わるのだそう。混浴露天風呂で濁り湯が楽しめるのは運がいいのだとか。人気のため混雑時はゆっくりもしていられませんが、大自然の森の中でしっぽりとお湯に浸かれる素敵な混浴露天風呂でした。
【不動湯温泉の混浴難易度】
常に人がいるような人気のお風呂なのでその点では女性は入浴するのに勇気がいりますが、バスタオルを巻いて入浴もできるので難易度は低めです。お風呂に入ってしまえば皆さん滝を眺めていらっしゃるので見られることもありませんし、そこまで恥ずかしさを感じないはずですよ。
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【不動湯温泉の満足度】★★★★★
【混浴恥ずかしさ度】 ★☆☆☆☆
不動湯温泉の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
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泉質 | 単純炭酸鉄泉、単純温泉、硫黄泉 | |
ph | 7.0 (中性) | |
タオル巻き | OK | |
効能 | 関節リウマチ・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・糖尿病…etc. |