
住所 | 〒377-0814 群馬県吾妻郡東吾妻町松谷2432 |
TEL | 0279-67-3314 |
入浴料 | 日帰り入浴不可 |
時間 | |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり(無料) |
構成 | 露天風呂(混2) 内湯 (混2、女1、男1) |
楽天トラベルで周辺の人気宿を予約する
じゃらんで周辺の人気宿を予約する
川中温泉とかど半旅館について(地図)
川中温泉は和歌山県の龍神温泉、島根県の湯の川温泉と並ぶ『日本三大美人湯』とされている温泉地で、東日本では唯一の日本三大美人湯です。その川中温泉の歴史は古く、鎌倉時代には既に存在していたそうです。
川中温泉には温泉宿が「かど半旅館」の1軒しかなく、日帰り入浴は受け付けていません。日本三大美人湯と聞いて魅かれない女性はいないと思いますが、私も例外にもれず今回念願かなってやっと宿泊することができました。
川中温泉 かど半旅館の体験記
川中温泉の館内とお風呂の種類
なぜかなぜか…外観とお部屋の写真がありません!確かに撮ったはずなのに……ということで、お部屋は公式HPをご参考に。
【かど半旅館の玄関】
外観は歴史を感じますがロビーなどは改装されていて綺麗です。
お部屋は本館8室、新館4室の全部で12室ありますが、トイレ付のお部屋は1室のみです。私はトイレ共同のお部屋を利用させていただきました(共用トイレはウォシュレット付きのきれいなものでした)。お部屋には畳の奥に縁側部分があるのですが、その縁側はお隣のお部屋との壁の上部だけ壁がないので、音や声が聞こえてしまいます。
さらに通常のお部屋にドアはなく、入口はふすまです。ですから当然お部屋のカギもありません。今どきにしたら大変貴重なタイプのお部屋のつくりです。カギがないことにかなりの衝撃を受けましたが、幸い私が宿泊した日の他のお客様は熟年カップルばかりでしたので、その点では安心でした。

こちらは空いているお部屋を撮ったものです(なぜ自分のお部屋の画像がないのか謎です…)。
かど半旅館には
・ 混浴露天風呂
・ 混浴内湯
・ 女性用内湯
・ 男性用内湯
と全部で4か所のお風呂場があります。
かど半旅館の女性用内湯情報
全てのお風呂は地下1階にあります。玄関横にある下り階段を降りていきます。

階段を降りたら廊下を奥へと進みます。

するとさらに階段があるので、こちらを降ります。


階段を降りきると4つの暖簾がかかった入口があります。3つの暖簾は並んでいますが、ピンクの暖簾の女性用内湯入口だけは少し離れた所にあります。

【女性用内湯の脱衣所】
着替えを入れる木棚と椅子がある2人用サイズほどの脱衣スペースです。

【女性用内湯】
3~4人用サイズの湯船には40℃に加温されたお湯が入っています。

女性用内湯にはカランが2か所とシャワーが1か所、それにシャンプー・リンス・ボディソープが完備されていました。
かど半旅館の混浴内湯情報
男性湯、混浴露天風呂、混浴内湯への入口は並んであって「源泉」と書かれた緑の暖簾と「大湯露天」と書かれた暖簾はどちらも混浴の脱衣所です。とりあえず「大湯露天」のほうへ入ってみました。

暖簾の先は脱衣所になっています。
棚と洗面台があるだけのシンプルなもので、4~5人ならゆったりと着替えられるスペースです。

浴室へはガラスのドアになっています。

【混浴内湯】
大小2つの湯船があります。

6人ほどが入れる大きな湯船が40℃に加温された「大湯」です。

壁側の岩部分からお湯が注がれています。
内湯の窓を開けると木々の緑と露天風呂が見えます。

こちらは1~2人用サイズの小さな扇形をした湯船の「薬湯」で、35℃の源泉がそのまま注がれています。
ちなみに「源泉」と書かれた緑の暖簾は「薬湯」の脱衣所ですが、どちらの脱衣所からもこちらの浴室につながります。ただ、大湯の脱衣所のほうが少し広いのでどちらも使われていなければ大湯の、大湯の脱衣所が使われていたら源泉(薬湯)の脱衣所を使うといいかもしれません。

混浴内湯にはシャワー&カランにシャンプー・リンス・ボディソープが完備されていました。
**混浴内湯は6:00~7:00と20:00~22:00の間は女性専用時間となっています
かど半旅館の混浴露天風呂情報
混浴露天風呂へは混浴内湯の大湯と薬湯の間にあるドアから外に出ます。

屋根付き通路のすぐ先に屋根付き露天風呂があります。

湯船は内湯の出口から見て縦に2つ並んでいて、手前の湯船には加温されたお湯が入っています。

10人はゆったりと入れる広い湯船です。
奥の屋根部分に掛かっている「日本秘湯を守る会」の提灯が風情があります。

40℃に加温されたお湯は少し高い位置からドバドバと注がれています。

こちらはもうひとつある奥の湯船で、源泉がそのまま注がれています。源泉温度は35℃と低いため、冬場の寒い時期にはお湯が入っていない場合もあるそうです。

お湯は加温された湯船側の横壁部分から注がれています。旅館前の川底から湧いている源泉はとてもきれいな無色透明のお湯で特にクセはありませんが、カルシウムイオン量がナトリウムイオン量の約4倍もあり、パウダー作用が強いのだそうです。
1時間程度出たり入ったりと時間をかけて入浴することが美肌効果を得るポイントです。

加温と源泉の湯船の間には結構大きな岩が並べられていて、お互いが見えずらくなっています。
露天風呂からの景色は木々が広がっているので四季によって異なる景色が楽しめます。

お湯に浸かっている時はわかりませんでしたが、画像で見ると奥の方にガードレールが見えますね…ということは車が通るのも見えるでしょうから、あまり開放的になりすぎて湯船の淵を堂々と歩いていたら向こうから見えてしまうかもしれませんが、凝視されない限り大丈夫かな?

露天側からみた混浴内湯への入口。

湯船の通路の向こう側にはちょっとした男女別の脱衣スペースがあります。タオル巻きでの入浴はNGですが、こちらまでならタオルを巻いても行けます。
**混浴露天風呂は6:00~7:00と20:00~22:00の間は女性専用時間となっています
かど半旅館のお食事
お食事は全て食堂でいただきます。
夕食時には鯉の洗いや刺身こんにゃく

焼き岩魚

そして手打ちうどんを使った名物の「おっきりこみ」など、郷土色を感じられるお食事がいただけました。

こちらは朝食です。焼きのりや笹かまぼこ、おひたしやお漬物など素材のよさを活かしたお腹に負担のかからない純粋な和朝食でした。
ミナの感想
まず、このようなお部屋に泊まったことが初めてだったので、鍵がないふすまの入口や縁側ではありますがお隣の部屋と空間がつながっているということはかなりの衝撃でしたが、良識のある日本ならではの旅館だなと思いました。これが海外だったら心配過ぎて熟睡できなかったはず(貴重品はお風呂場がある地下にコインロッカーがあるので、そちらに入れておくと安心です)。
素朴な雰囲気がとてもよかったのですが、お隣のお部屋はご年配のご夫婦が泊まられていたので特に夜は音を立てないように正直かなり気を遣いました。
お風呂はぬる湯の源泉と加温された適温のお湯があるので夏は源泉がちょうどいいですし、冬には温かいお湯でしっかり温まれていいですね。お湯はこれといったクセもないので入浴中は「日本三大美人湯」と言うほどかな~と正直そのよさがイマイチわからなかったのですが、その効果はお風呂から上がった瞬間に実感しました。タオルで体を拭いた時に「さらさら~すべすべ~♪」のお肌になっていました!
美人の湯というと「しっとり肌」になるのかなと思っていましたが、ぬる湯にゆっくり入ると体の芯から温まって「さらすべ肌」になれる極上湯でした。
携帯電話やネット環境はよくなく、私のスマホは滞在中ずっと圏外でした。まさに秘湯という言葉がぴったりなかど半旅館は純粋に良質な温泉と地元の食材を使って素材のよさを活かした家庭的なお食事を楽しみたい方にはとってもおススメの温泉宿です。
かど半旅館の混浴難易度
脱衣所は共同でスペースも広くはないので他にお客さんがいたら着替えずらいです。ただ、混浴の脱衣所は2か所あって、どちらを使っても混浴内湯につながっています。ですからどちらかをお客さんが使っていたらもう一方を使えるのでその点は安心です。
混浴内湯は湯船も浴室も広くはないので女性は難易度が高いですね。それとは対照的に混浴露天風呂は大きな湯船が2つ並んでいて、湯船の間には大きな石がドンと置かれていてお湯に浸かっていればお互いが見えないつくりなので、内湯と比べると女性も混浴しやすい環境です。
とは言ってもお湯は無色透明ですしバスタオル巻きでの入浴も出来ないので、安心して混浴とまではなりません。
楽天トラベルで周辺の人気宿を予約する
じゃらんで周辺の人気宿を予約する
【かど半旅館の満足度】★★★★★
【混浴恥ずかしさ度】 ★★★★☆
かど半旅館の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
---|---|---|
泉質 | 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 | |
ph | 8.7 (アルカリ性) | |
タオル巻き | NG | |
効能 | 神経痛・五十肩・関節痛・慢性消化器病・冷え症・うちみ…etc. |