
住所 | 〒048-1322 北海道蘭越町日の出370 |
TEL | 0136-58-3057 |
入浴料 | 300円 |
時間 | 6:00~20:00 (冬期は~19:00) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり(無料) |
構成 | 内湯(混浴1、女1、男1) |
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ニセコ薬師温泉と薬師温泉旅館について(地図)
北海道 ニセコ町は最近外国からの移住者や観光客など国際色豊かな町です。その理由は『ニセコの雪質は世界一!』という理由だそうで、オーストラリヤや北欧、アジアなど世界各国からたくさんの人たちがスキー目的で訪れています。
ニセコ薬師温泉は支笏洞爺国立公園の近くに位置し、ニセコ温泉郷のなかにあって日本三大秘湯のひとつとされています。薬師温泉旅館はニセコ薬師温泉にある唯一の宿で昔ながらの湯治場の雰囲気が残り個性的な温泉が楽しめる貴重な温泉を持つ旅館です。

薬師温泉旅館は2014年5月で閉館してしまいましたが、いつか再開されることを願って体験記はこのまま残させていただきます
ニセコ薬師温泉 薬師温泉旅館の体験記
外観、館内画像・お風呂の種類
【薬師温泉旅館の外観】
レトロな木造2階建てです。

宿泊者はそのまま館内に入りますが、日帰り入浴の場合はまず右にあるもうひとつの建物に入りましょう。
なぜかというと…

こちらの券売機で入浴券を購入するためです。
入浴券を買ったら向かいにある旅館の入口へ――

玄関の扉を開けると下駄箱があります。
**キタキツネは靴を持っていきますし、夏はスズメバチが入って来るので扉はきちんと閉めましょう
薬師温泉旅館には
・ 混浴内湯
・ 女性専用内湯
・ 男性専用内湯
と3つのお風呂があり、全て源泉かけ流しの100%天然温泉です。混浴内湯と男女別内湯は違う色のお湯が楽しめます。
混浴内湯の画像付き口コミ
館内入って右に受付があります。お風呂場へはそこから奥へ進み、食堂の脇を通って張り紙の矢印に従って行きます。

『濁り湯』と呼ばれる男女混浴の入口。

入口横には100円式のコインロッカーがありました。

【混浴内湯の脱衣所】
男女共用の脱衣所で3~4人が着替えられるスペースがあります。
右の扉の先が浴室になっています。

【混浴内湯】『濁り湯』
薄暗く湯気もくもくのとても雰囲気のある浴室です。

湯船は深く、1m位あるので立ち湯していました。湯底には大きな石がいくつも敷かれ、温泉成分で滑りやすかったです。
源泉の色は茶褐色だそうですが「七変化の湯」の異名を持つほど色がよく変化するそうです。この日は緑色の濁り湯で鉄の匂いがしました。

湯船の下から源泉がプクプクと湧きだす足元湧出で、新鮮なお湯が楽しめます。
源泉温度37℃なので体温よりも少し温かい位のかなりぬるめのお湯のため、長湯にぴったりです。お湯にじ~っと浸かっていたら身体に気泡が付きました。

壁も天井も木造で、いかにも湯治っぽい風情があります。

湯船から出入口を見るとこんな感じです。湯底以上に脱衣所からの階段がいちばん滑りやすかったです。
男女別内湯の画像付き口コミ
男女別内湯へは混浴内湯入口からさらに館内奥に進みます(透明湯の看板に従います)。

すると廊下右側に男性用内湯入口があります。
女性用内湯はさらに廊下を右に曲がった先になります。

洗濯機や自炊用のキッチンがある横に女性用内湯の入口があります。

【女性用内湯の脱衣所】
混浴内湯の3倍はありそうな広いスペースです。

脱衣所には洗面台やイスとテーブル、コインロッカーもありました。

【女性用内湯】『透明湯』
こちらは混浴より新しい造りで湯船の深さはやはり1m位あります。
ユニークな手跡や足跡がある壁の向こうが男湯で、湯船はつながっているようです。

こちらも湯底から源泉が湧き出す足元湧出で混浴とは全然違う少し白く濁った透明湯でした。白い湯の花も浮いていて37℃位のぬる湯でした。

向かい側にもうひとつ湯船がありましたが、こちらにはお湯が入っていませんでした。

男女別内湯には洗い場があって、シャワー&カランに石鹸が完備されていました。
薄毛に効果があるという噂も
ニセコ薬師温泉は、薄毛に効果があるという都市伝説があります。実際に様々なメディアなどでも薄毛に対する効果・効能が取り上げられています。
こちらの温泉は慢性皮膚炎への効能がありますので、まんざら都市伝説でもないのかも知れませんね。
【ミナの感想】
まずニセコ薬師温泉は秘湯ですが、車で行けるのでアクセスの便利さがいいですね。
混浴内湯は薄暗くて洗い場もなく、本当に湯船があるだけで秘湯感たっぷりでした。その湯船も独特で深い湯船の足元から小さな泡がプクプクと湧き出ていました。茶褐色という源泉がこの日は七変化して緑色に濁っている個性的で本当に新鮮な温泉を感じることができました。
お湯に浸かっていると昔にタイムスリップしたような本当に非日常的な浴室で、定期的に通いたくなるお風呂です。
男女別内湯は混浴から離れているので着替えて移動しなければなりませんが、全く違った色の温泉と違った雰囲気のお風呂が楽しめて1度で別の温泉に来たようなお得な気分になれました。
薬師温泉旅館の混浴難易度
薬師温泉旅館の混浴は脱衣所が男女共用で広さもそれほどありませんし、浴室も2段ほどの段差を降りた先に湯船があるだけで女性には難易度が高いと思います。ただ、お湯に入ってしまえば濁り湯で中は見えませんし、浴室が薄暗いので恥ずかしさはあまり感じないかと思います。
日本三大秘湯の温泉を女性のかたにもぜひ体験していただきたいです。

残念ながら薬師温泉旅館は2014年5月で閉館してしまいました
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【薬師温泉旅館の満足度】★★★★★
【混浴恥ずかしさ度】 ★★★★★
薬師温泉旅館の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
---|---|---|
泉質 | 重炭酸ナトリウム含弱食塩泉 | |
ph | 5.6 (中性) | |
タオル巻き | NG | |
効能 | 神経痛・切り傷・痛風・慢性皮膚病・薄毛…etc. |
閉館したのは知っていたのですが、先日建物が解体撤去されて湯船だけになった跡地へ行ってきたところで、当時の様子を偲びたいと検索していてこちらの記事を拝見しました。建物外観や浴室内はもちろん、懐かしの券売機などいろいろ写真に残してくださってありがたい限りです。記事に日付が見当たらないのですが、いつ頃のものでしょうか。