
岩尾別温泉と三段の湯について(地図)
岩尾別温泉(いわおべつおんせん)は2005年に世界遺産にも登録された知床にあり、知床五湖からも近い大自然に囲まれた静かな温泉地です。知床はアイヌ語でシリエトクと言い、『地の果てる所』という意味があります。
三段の湯は温泉宿としては日本最北東にある「ホテル地の涯」が無料で開放している野天湯ですが、11月上旬~4月下旬は道道93号線が通行止めになるうえにお湯も抜かれてしまうので、5月~10月の間だけ入浴可能です。
岩尾別温泉 三段の湯の体験記
三段の湯へのアクセス方法
三段の湯へは「ホテル地の涯」を目指します。
途中国道344号線の知床峠からの雄大な景色を眺めます。

道路際までやって来くるシカさんたちに注意しながら楽しい道を走ります。
ホテルのスタッフのかたの情報によると、特に秋はホテル周辺でもヒグマがよく目撃されているとのことです。さすが知床!
【ホテル地の涯】

「ホテル地の涯」の駐車場から左方面に進むと「露天風呂入口→」という看板があるので、沢のほうに向かって進みます。

こちらの小さな木の橋を渡って左側に降りればすぐに三段の湯です。駐車場から3分もかかりません。
三段の湯の画像付き口コミ
三段の湯はその名前の通り湯船が3段ある野天風呂です。
すぐに三段の湯の一番上段の湯船が見えます。

一番上の湯船の下に中段の湯があります。

そしてこちらが一番下段の湯船です。

【三段の湯】

一番上段の湯船。端は意外と浅いので4人くらいが入れる大きさでしょうか。
源泉がパイプから流れ落ちているので新鮮なお湯が楽しめます。無色透明でこちらの湯温は適温より少しぬるめでした。

上段と中段の間は結構な段差があるので、一度靴を履いて画像左にある階段を降りて移動しなければなりません。

中段は2人用サイズの湯船で、こちらにもパイプを伝って源泉が直接流れています。
こちらは上段よりもさらに少しぬるめのお湯でした。

上から見た三段の湯三段の湯。
湯船の少し先には沢が流れていて、せせらぎ音だけが聞こえました。

一番下段の湯船。
こちらは源泉が直接流れ込んでいるのではなく、中段のお湯が流れ落ちているだけで3つのなかでいちばんのぬる湯でした。

どの湯船も湯底はぬるぬるしていて、とっても滑りやすいので注意してくださいね。
【ミナの感想】
知床をドライブしているだけで、「遠くに来たな~、大自然だな~」という気分でかなりテンションがあがりました!
三段の湯は野天湯ですが、ホテル地の涯から徒歩3分というアクセスの良さなのに森の中の秘境という雰囲気が楽しめたのがよかったです。下から上を見るときれいに3段になっている湯船は芸術的で感動しました。3つの湯船は上段から少しずつ温度が下がっていたので、自分の好みの湯温のところに入浴できるのがいいですね。
周りには背の高い木々があるので、紅葉の時期は特に美しい景色が楽しめそうですね。
ただ、クマがやって来ることもあるそうなので、十分に注意しながら入浴してくださいね。
三段の湯の混浴難易度
荷物を置いておける木のベンチはありましたが、脱衣所はないので着替えやすい服装でお出かけください。
夏場などのシーズン中はかなり賑わっているようですが、私が行ったのはもうシーズンが終わろうとしている時期だったので他に誰もいなく、貸切状態で入浴できました。もし他に入浴者がいたら湯船も広くないので女性の混浴は勇気がいると思います。
でもバスタオル巻きや水着着用でも入浴可能ですから、美的にも素晴らしい三段の湯船を女性の皆さんにもぜひ体験してほしいです。
【三段の湯の満足度】★★★★☆
【混浴恥ずかしさ度】★★★☆☆
三段の湯の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
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泉質 | 含硫黄食塩泉 | |
ph | 6.8 (中性) | |
タオル巻き | OK(水着も可) | |
効能 | リウマチ・神経痛・冷え症・肥満・痔疾・慢性皮膚病…etc. |