
住所 | 〒922-0138 石川県加賀市山中温泉栢野町ハ36 |
TEL | 0761-78-5500 |
入浴料 | 1,000円(タオル付) |
時間 | 13:00~15:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり(無料) |
構成 | 露天風呂(混浴6、女3、男1) 内湯 (女2、男2) |
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山中温泉と花つばきについて(地図)
山中温泉(やまなかおんせん)は奈良時代に開湯した石川県の神仙峡沿いにある温泉地で全国的にも有名な焼き物「九谷焼」発祥の地でもあります。温泉街には「あやとりはし」「こおろぎ橋」といったユニークな橋もあって渓谷美をそぞろ歩きしながら歴史や自然に触れられる観光地でもあります。
元禄時代には松尾芭蕉が奥の細道の途中に訪れて、草津・有馬と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃えたほど気に入った温泉地になっています。
花つばきは温泉街の中心地から約2Km南と少し離れた場所にあり、パワースポットとしても人気がある国指定の天然記念物「栢野大杉」のすぐ向かいに建つツバキが基調となっている純和風旅館です。
【花つばきの外観】
50室の客室がある5階建ての大きな建物です。

花つばきは2017年に休館後閉館してしまいましたが、いつか再開して頂きたいという願いを込めて体験記は残させていただきます
山中温泉 花つばきの体験記
お部屋情報
花つばきでは日帰り入浴も受け付けていますが、今回は宿泊したのでお部屋とお食事の情報もお伝えします。
客室に入るとすぐ左手に冷蔵庫やお茶類がありました。

洗面所

客室の浴室

浴室にはバスタブの他にシャワー&カランがあり、ボトルでシャンプー・コンディショナー・ボディソープが完備されていました。

シンプルで明るい和室のお部屋
お部屋とお食事の情報
お食事は朝夕とも広いお食事処でいただきました。
夕食はかわいらしい盛り付けが印象的でした。

甘みのあるジューシーなお肉に海鮮も入ったお鍋や山菜入りのお蕎麦もあって海の幸・山の幸を堪能できました。
夕食のデザート

こちらは翌日の朝食メニュー。
お風呂の種類
花つばきには
・ 6つの混浴露天風呂
・ 3つの女性用内湯
・ 男性用露天風呂
・ 2つの女性用内湯
・ 2つの男性用内湯
と全部で14もの湯船がある源泉掛け流しの天然温泉です。
内湯付き男女別露天風呂の口コミ情報
「紅の湯・椿の湯」と名付けられた男女別の神仙峡畔露天風呂と内湯へは2階にあるこちらのエレベーターから下に降ります。

エレベーターの手前右側には下駄箱があってこちらで履物を脱ぐという一風変わったシステムです。

エレベーターで下に降りるとすぐに男女別のお風呂場入口があります。

【男女別内湯付き露天風呂の脱衣所】脱衣所の一面が窓になっていて、窓の外の緑が絵画のようにきれいでした。

脱衣所にある洗面台にはドライヤー・ティッシュ・綿棒・いくつかの種類のお化粧水・乳液・洗顔フォームなどが完備されていました。

【女性用内湯①】
神仙峡沿いにあるので眼下には川が流れ、目線の高さには癒しの緑が広がっていました。

内湯の洗い場にはシャワー&カランにボディーソープ・洗顔石鹸・洗顔フォーム・クレンジングフォーム・かかとやすりが完備されていました。
**こちらの浴室での洗髪はご遠慮くださいとのことです

内湯浴室の奥に露天風呂への出入口があります。

出入口から屋外に出るとすぐに手すり付きの数段の「優しい」階段があり、その途中からお湯に浸かった状態で湯船に入れます。

【女性用露天風呂】『紅の湯』
地下から湧き出してから温泉として利用されるまでに低下してしまうエネルギーを補うことができる特殊な鉱石と活性炭を使用したハーモニー工法によって体に優しい波動が増強されてリフレッシュ気分も味わえる気持ちの良い露天風呂なのだそうです。
源泉が豊富にかけ流されているせいもあってか確かに数あるお風呂の中でも一番お湯が気持ちがよかったです。しっかりとした柵があるので開放感には少し欠けますが、きれいな空気と癒しの緑、川の流れる音がすごく落ち着ける空間を作り出していました。
男女別大浴場の口コミ情報
大浴場へはロビー階にあるコーヒーラウンジを越えた奥の通路を表札に従って進みます。

道なりに進むと出てくる下り階段を降りて行きます。

エレベーターで下の階に降りると男女別の入口があります。

階段を降りて廊下を進むと左手に女性用大浴場の入口、その先に男性用入口があります。

大浴場の女性用入口

【大浴場の脱衣所】
男女別露天風呂の脱衣所に比べると倍以上はある広さです。

脱衣所には足裏マッサージ機があったり

冷水機なども置かれていました。

さらに子供がお風呂で遊べるおもちゃも無料貸し出しされていました。

大浴場の脱衣所にある洗面台にはドライヤー・ティッシュ・いくつかの種類のお化粧水・乳液・洗顔フォーム・ハンドソープ・ヘアクリーム・などが完備されていました。

【女性用大浴場】『羽衣』
広々とした湯船に窓一面に広がる木々の緑が最高に癒されました。

大浴場内にはドライサウナと水風呂もありました。

大浴場の洗い場にはたくさんのシャワー&カランにシャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・洗顔石鹸・洗顔フォーム・クレンジングフォームが完備されていました。
混浴露天風呂の口コミ情報
混浴露天風呂へ行くにはまずフロントで湯あみ着をかりてから同じロビー階にある「湯畑」の看板へ進みます。

館内奥にあるこちらのエレベーターで下の階へ降ります。

エレベーターを降りるともう屋外です。道なりに屋根付きの通路を進みます。

大きな下駄箱があり、こちらで専用のゴム製サンダルに履き替えます。

専用のサンダルに履き替えたらさらに奥に向かって進みます。

屋根付きの通路を川沿いのほうへ下りながら進みます。


足腰の弱いかたはなかなかキツい道のりかもしれません。

ようやく露天風呂「湯畑」の入口に到着です。

小屋に入ると正面に男女別の脱衣所があるのでサンダルを脱いで脱衣所に入ります。

小屋に入ってすぐ右手には係りの方がいらっしゃってお水のサービスもありました。

【混浴露天風呂の脱衣所】
木の香りがするシンプルで清潔感のある脱衣スペースです。

脱衣所には洗面台も完備されていました。

脱衣所を出ると目の前は川です。階段下には川沿いに女性専用露天風呂が2つあります。

【川沿いの女性用露天風呂①】

【川沿いの女性用露天風呂②】

そしてこちらの階段下からが混浴スペースになるので湯あみ着を身につけて入ってみましょう。

【混浴露天風呂】『湯畑』
湯畑は大聖寺川の河畔にあり、上下2段に大小合わせて6つもの湯船がつくられています。

こちらは上段にある大きな湯船です。

上段の湯船から下段を見るとこんな風景が広がっています。

敷地内の地下1,000mから自噴している源泉の噴出量は毎分526リットルという小さな温泉地全てをまかなえてしまうほどの豊富な湯量のためお湯はとっても新鮮でした。

お湯は流しそうめんのような半分に割った竹筒を伝って注がれてきていて、これも風情がありました。

川により近い下段のお風呂へ移動します。

下段には大聖寺川沿いに湯船が4つ並んでいます。小さい湯船でも8人は入れるサイズですので開放感抜群です。

無色透明のお湯はクセがなく肌にす~っと馴染みました。源泉温度が28.5℃と低いため循環回路で熱交換していますが、この日はどの湯船のお湯も適温より若干熱めに感じられました。
飲泉も可能で慢性胆嚢炎・胆石症・慢性便秘・肥満症・糖尿病・痛風に効能があるそうです。

野趣溢れる野天風呂は秘湯の雰囲気もたっぷりです。

川の流れる音を聞きながらこんなにも緑いっぱいの風景は癒しでしかありません。

もう写真だけで説明は不要かと思いますので、この美しい湯船と目の前に広がる大自然の素晴らしいコンビネーションをしばしの間ご堪能ください。


本当に川のすぐ脇なので川と一体化しているように見えます。

湯船の木枠部分が温泉成分で滑りやすくなっているので出入りの際は気を付けてください。

こちらは女性用側の出入口から一番近くにある深さ1mの「立ち湯」です。

深さもありますが、湯船自体も広いです。手すり用の木にぶら下がって体を浮かせて浸かるのも気持よかったです。

立ち湯からの自然美も最高に癒されました。

画像中央奥に見える青い暖簾が女性側の湯畑出入口になっています。
人気パワースポット「栢野大杉」へ
花つばきのすぐ近くに国の天然記念物にも指定されている「栢野大杉」があるので立ち寄ってみました。
栢野大杉はこちらの菅原神社の中にあります。

菅原神社の鳥居の先に続く浮橋参道。

パワースポットとしても人気の栢野大杉は昭和22年に昭和天皇が展覧の栄を賜ったことから「天覧の大杉」とも呼ばれています。

菅原神社の御神木である「栢野大杉」は幹の周囲11メートル、高さ54メートルの巨木で樹齢は約2300年とのこと。

とても力強い生命力と静かに見守る包容力を感じました。
おいしい草だんご屋さん
「栢野大杉」がある菅原神社のすぐ向かいにおいしい草だんご屋さんがあると宿のかたに伺ったので伺ってみました。
栢野大杉茶屋は800年の歴史を持つ大杉にも負けないほどの老舗和菓子店です。

「栢野の大杉草だんご」 5個入り(480円)。他に10個入り(900円)もありました。地元の山で採れたヨモギと加賀産の米粉を使った保存料は一切使用しておらず賞味期限は1日のみです。

濃い緑色の草だんごはヨモギの色そのもので綺麗な俵型です。「だんご」という商品名なので中にあんこが入っていると思いがちですが、中身はなくとてもシンプルなお味の草だんごです。

一緒についているきな粉をたっぷりかけて食べるとヨモギの豊かな香りときな粉の豊潤な香りが鼻の奥まで広がりました。素朴だけれどとってもおいしい一品でした。
名物の草だんごは人気商品なのでお昼には売り切れてしまうことも多いそうです。大福など他にもおいしそうな和菓子もありましたが、草だんごがお目当てでしたら午前中にお店にお伺いすることをお勧めします。
また、予約やお取り置きもしていただけるそうなので絶対に食べたいというかたは事前に電話をしておくといいですよ。
栢野大杉茶屋(かやのおおすぎちゃや) | ||
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住所 | 石川県加賀市山中温泉栢野町ト10-1 | |
TEL | 0761-78-5489 | |
営業時間 | 10:00-16:00 | |
定休日 | 木曜・12月11日頃~年4月9日頃は冬季休業・8月16日頃~8月22日頃は夏季休業 |
【ミナの感想】
とにかく野趣あふれる湯畑は最高に癒される空間でした。滞在中に2回入りに行ったのですが、ラッキーなことにいづれの時間もどなたも入浴されていらっしゃらなくて広い湯畑の露天風呂を独り占めできてしまいました。開放感バツグンで森のほとりで温泉に浸かっているような気分でした。
豊富な湯量を誇るだけあって常に新鮮なお湯が注がれていて、どの湯船も広いのにゴミや葉っぱひとつ浮いておらずとてもきれいな透明湯を楽しむことができました。素晴らしいお湯と美しい景色に浸りながら「こんな贅沢あるのかしら」と夢の世界でした。
本当は夜にも行ってみたかったのですがお部屋から湯畑まではなかなか遠く、階段もあって特に帰りは上りなので湯上りには疲れます。そんなわけで夕食をたくさん食べすぎてしまった体で湯畑までの道のりを行き来する気力がありませんでした。それに貸切状態はうれしいのですが、暗い中で独りぼっちだったらそれはそれでちょっと怖かったので行くことができませんでした。でも露天風呂の各所にランプのような電灯があったので、きっと夜はロマンティックで素敵な雰囲気になっているはずです。あ~ぁ、やっぱり夜も勇気を出して行ってみればよかったなと今更ちょっぴり後悔。
内湯や男女別の露天風呂も広くて眺めは木々の彩りが素晴らしくて絵画のようだったので、混浴露天風呂「湯畑」に入らなかったとしても十分に満足できました。

花つばきは残念ながら2017年に休館後閉館してしまいました
花つばきの混浴難易度
男性も女性も混浴露天風呂を利用する際にはフロントで貸し出している湯あみ着を着用して入浴するのでとても入りやすい環境です。他に入浴されていているかたがいても湯畑には湯船がいくつもあるのでプライベート感を保てますし、ひとつひとつの湯船も大きいので圧迫感がなく入浴できます。混浴が恥ずかしいと思う隙を与えないほど素晴らしい空間が広がっているのでぜひ女性の皆さんも湯畑に入ってみてください。
【口コミエリアNO.1】近畿北陸高級宿ランキング第1位の宿に泊まる
7年連続【楽天アワード】を受賞した山中温泉の宿に泊まる
【花つばきの満足度】★★★★★
【混浴恥ずかしさ度】★☆☆☆☆
花つばきの温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
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泉質 | カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 | |
ph | (弱アルカリ性) | |
タオル巻き | 湯浴み着あり | |
効能 | 神経痛・関節痛・慢性消化器病・痔疾・動脈硬化症・慢性皮膚病…etc. |