
住所 | 〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川6548 |
TEL | 0967-44-0552 |
入浴料 | 500円 |
時間 | 8:30~21:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり(無料) |
構成 | 露天風呂(混浴2、貸1、女2) 内湯 (混1、貸4、女1、男1) |
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黒川温泉といこい旅館について(地図)
黒川温泉(くろかわおんせん)は熊本県の阿蘇山北側に位置する田の原川の渓谷両側に風情ある和風温泉宿が並ぶ温泉地で、2009年版のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星を獲得した素晴らしい温泉地です。和モダンな雰囲気の黒川温泉には年間100万人もの観光客が訪れ、女性人気No.1の温泉とも言われています。
なかでもいこい旅館は趣向の異なるたくさんのお風呂があって、1つの旅館内で湯めぐりが楽しめる人気の温泉宿のひとつです。
黒川温泉 いこい旅館の体験記
外観と館内画像・お風呂の種類
【いこい旅館の外観】
いこい旅館は本館と2つの別棟からなり、日帰り入浴受付はこちらの本館になります。建物前の道は細く傾斜があって冬は凍結することもあるので注意が必要です。

建物の外では九重山麓から筑後川に注ぐ伏流水でカルシウム、鉄、亜鉛などを含む上質な天然ミネラルウォーターの名水「湯田の水」を飲むことができます。

旅館建物の前には囲炉裏の間や

雰囲気のいい足湯もあります。

いこい旅館の玄関。
入口はこじんまりとしていて純和風な雰囲気です。

玄関を入って右前方が帳場です。
ちょうどチェックアウトの時間帯で家族連れやカップルはもちろん、女性同士のお客さんたちでとても賑わっていました。
いこい旅館には
・ 2つの混浴露天風呂
・ 貸切露天風呂
・ 2つの女性専用内湯
・ 混浴内湯
・ 4つの貸切内湯
・ 女性専用内湯
・ 男性専用内湯
と全部で12ものお風呂があり、源泉かけ流しの100%天然温泉です。
**日帰り入浴ではこのうち混浴露天風呂・混浴内湯・2つの女性用露天風呂にだけ入浴することができます
**3つの貸切風呂も10:00~15:00で40分間1人あたり800円で入浴可能です
全てのお風呂は帳場から右に進みます。
混浴露天風呂・混浴内湯の画像付き口コミ
混浴露天風呂と混浴内湯は1階の奥にあります。

【混浴の入口】
館内は落ち着いた木造でとても雰囲気がよかったです。

戸を開けるとまず下駄箱スペースがあり、さらに戸を開けて進むと…

【混浴の脱衣所】
男女共用の脱衣所でシンプルできれいです。冬は暖房が付いているので暖かかったです。
洗面台はありませんが、鏡とドライヤーが完備されていました。

【混浴露天風呂①】『滝の湯』
クセのない無色透明のお湯は適温より少し熱めで湯気がもっくもく。

『滝の湯』は日本名湯秘湯百選の湯に選ばれています。
20人は入れそうな湯船に竹林や木々の間から木漏れ日が差し込んでとても幻想的でした。

反対から見ると湯気も木漏れ日もなくわかりやすいですね。
左奥の小屋が脱衣所です。

滝の湯の横にあるコンクリートの道を通ってもうひとつの混浴露天風呂に移動します。冬は足の裏がものすっごく冷たかったです。

【混浴露天風呂②】『打たせ湯』
縦長の岩風呂で高い位置からの打たせ湯になっています。打たせ湯はより光を浴びて入浴できます。
奥の隙間からは滝が見えました。

上段の打たせ湯から下段の滝の湯へ川のようにお湯が流れています。

【混浴内湯】『箱湯』
画像では見えずらいですが、「居恋旅庵」と書かれた障子があります。
四角い湯船で湯底には小石が敷かれています。

【サウナ】
「箱湯」の隣にある乾式サウナ。男女共用のサウナも珍しいですね!
女性用露天風呂の画像付き口コミ
日帰り入浴のお客さんが利用できる女性専用露天風呂は3階奥に入口があります。

道なりに進むと「美人湯」の暖簾が登場。この時点で外気が入ってきて冬は寒いです!

廊下を進むと鏡とドライヤーがあるメイクアップルームになります。この先から屋外になり、階段を裸足で降りて行くと最初に左手にでてくるのが…

【女性用露天風呂】『立湯』
1.5mの深さがある屋根付きの露天風呂。竹がぶら下がっていて、そこにつかまって立ったまま入ります。
脱衣所は画像左にあります。

立湯からさらに階段を降りて行きます。積雪の時期に行ったので足がめちゃくちゃ冷たかったです!!

階段のいちばん下右側に女性に人気の美人湯があります。

【女性専用露天風呂】『美人湯』
こちらのお風呂も日本名湯秘湯百選の湯に選ばれています。

打たせ湯にもなっていて、少しぬめり感がある若干白っぽい適温のお湯でした。
いこい旅館では美人湯の温泉を使ったお化粧水なども販売されています。
黒川温泉の共通点
黒川温泉に流れる筑後川の環境を守るため、川沿いに建つ黒川温泉の各旅館には共通の「お知らせ」が貼られています。
★ よもぎ石鹸以外は使わない
川に流してもすぐに分解して植物や生物に害を与えないよもぎ石鹸、よもぎシャンプーが置かれています。
★ シャワーがない
温泉の効能を体に十分浸透させるためシャワーで体を流さないようにシャワーはなく、あるとしても水道だけです。
黒川温泉の湯めぐりはおトクな「入湯手形」で
数ある黒川温泉で3軒以上のお宿を湯めぐりする場合は「入湯手形」(1,200円)を利用するとお得になります。
黒川温泉の入湯手形は1枚で3か所入浴できます。黒川温泉の日帰り入浴はどの温泉宿も500円なので、入湯手形を使うと1か所あたり100円割引で利用できることになります。
入湯手形購入時には温泉マークのシールが3つ貼られていて、1か所入浴するごとにそのお宿のかたがシールをはがし、その代わりにスタンプを押してくれます。
左が2か所入浴済みの入湯手形、右が未使用の入湯手形。
こちらの入湯手形は各温泉宿・旅館組合で購入することができます。
【ミナの感想】
外観はこじんまりとして正直あまり期待していませんでしたが、そんな気持ちは玄関を入って全く逆の感情に変わりました。昔ながらの木造の味のある、だけどモダンできれいな館内でお風呂場までの落ち着いた雰囲気のある廊下を歩いている時点でなぜだか胸がきゅんきゅんするほど素敵な空間でした。
廊下にはさりげなく生花が飾られいたり、館内には小さなおもてなしがたくさん見つかりました。
どちらの湯船も開放感はあまりありませんが、木々や竹、石像などが上手に計算されて配置されていて妙に落ち着いて癒されるお風呂でした。ただ混浴露天風呂、女性専用露天風呂とも各湯船の移動時は足が凍るほど冷たかったです。
日帰り入浴では5つの湯船しか利用できませんが、宿泊すると12ものお風呂に入れるので次回はぜひ宿泊で利用させて頂きたいです。
チェックアウト時のお忙しい時間にお伺いしてしまったのですが、従業員のかたも丁寧な接客でとっても気分良く過ごさせていただけました。
**12月~2月以外はランチ付きの日帰り入浴プランもあって、馬肉なども頂けるそうですよ。
いこい旅館の混浴難易度
いこい旅館の混浴露天風呂は脱衣所も男女共用ですし、バスタオル巻きでの入浴もNGなので女性の混浴は勇気が必要です。
でも浴室は広く、湯気ももくもくしているので思っていたよりも入りやすかったです。湯船は2段になっていて画像をご覧になって頂けるとわかりますが、上段になっている奥の「打たせ湯」は人が入っているかほとんどわからないくらいなので他に入浴されている人がいる場合はこちらにいると比較的安心です。
また、混浴内湯やサウナも同じ空間にあるので、バッティングしないようにいろいろ湯めぐりしているとそんなにたくさんの人で込み合うこともないと思います。木々の配置も素晴らしくてすごく癒される混浴露天風呂でした。日本名湯秘湯百選の湯だけあって本当に素敵な雰囲気の混浴露天風呂なので、女性のかたにもぜひ入浴していただきたいです。
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【いこい旅館の満足度】★★★★★
【混浴恥ずかしさ度】 ★★★★☆
いこい旅館の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
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泉質 | 含食塩・硫黄・ナトリウム・アルミニウム-硫酸塩・硫化水素泉 | |
ph | 7.8 (弱アルカリ性) | |
タオル巻き | NG | |
効能 | 切り傷・神経痛・リウマチ・神経虚弱・ヒステリー…etc. |