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荒湯地獄温泉について(地図)
荒湯地獄温泉(あらゆじごくおんせん)は宮城県の北に位置する全国的にも有名な鳴子温泉郷の鬼首温泉からさらに地熱発電所のほうに登るとあるワイルドな野天風呂です。
荒湯地獄の湯へのアクセス方法
荒湯地獄温泉へは地熱発電所へ行く方向にずっと走って行きます。道はあるのですが、舗装されていない砂利道なうえに左右に穴がたくさん開いているので注意して運転してくださいね。
舗装された道からはずれて8キロほどで着きますが穴があるのでスピードは出せず、約20分走ると右側に5台ほどが駐車できるスペースがあります。そちらに停車してさらに山道の下り坂を約200m歩きます(ここは舗装された道路になっています)。
右側は木々の生えた山の斜面ですが、ちょっとだけ道っぽくなっている木が生えていないスペースがあります。こちらが荒湯地獄への入口になります。

結構急な斜面です。ぬかっていたり段差が急な下り坂を3分ほど進むと…

どなたかが作ってくださった青いビニールシートの湯船があります。即席湯船のすぐ横にかなり熱そうな真っ白のお湯が川のように流れています。奥は本物の川です。
先客さんたちが写真を撮っていました。

【荒湯地獄の湯】
ぱっと見た感じは即席湯船と思いましたが、結構しっかりとしたつくりでビニールシートの下は岩のようです。

お風呂に入る気なんてさらさらない真面目そうな男女4人組がいたので、はじめは恐る恐る足だけIN。いきなり裸で入ったら「こいつ女じゃねえ!人間じゃねえ!!」と思われちゃいますものね..
この周辺一帯がすごい硫黄の匂いでした。

4人組は帰りそうで帰らない。私も入れそうで入れない。こちらはそんな心境を表した『耐える人』。
こちらから渓流を眺めていると、他にも湯船として入れそうな深さの穴がいくつかありました。

湯船に溜まっているお湯は少し白っぽいですが、透明に近かったです。
さすがにお尻は付けられませんでしたが、半身浴にちょうどいい深さでした。外気にさらされていたせいかお湯の温度は若干ぬるめでした。

こういう野天風呂は童心にかえれて結構楽しいですね!渓流と山の木々に囲まれて大自然のワイルドな雰囲気が野天気分をあげてくれます。
もちろんこちらのスポット以外でも付近にはあちこちで熱湯が噴き出しているので、自分なりの適温な場所を探して自由にお湯を楽しめますよ。
私ももっと野天風な湯船を見つけたかったのですが、太陽が沈みかけていたのでやむなく撤退しました。
【ミナの感想】
荒湯地獄へのアクセスは砂利道で穴がかなりあるので、オフロード好きな方にはとっても楽しいと思います。暗くなると明りもなくて凸凹も見えずちょっと危険です。また、車を降りてからは真っ暗なので歩いて下ることができなくなるので、24時間入浴はできますが太陽が出ている時間でないとたどり着けないでしょう。
じゃんじゃん流れているお湯はしっかりとした温泉で力強いお湯でした。硫黄のにおいがものすごく、入浴後のお肌はキュッキュを通り越してキリキリしていました。
特に夏は温泉+渓流で水遊びというおいしさ2倍で楽しめそうです。ただ、温泉が噴き出ている付近は有毒ガスも出ているので長湯は禁物です。また、至るところで噴出しているお湯は激熱だそうなので、くれぐれもヤケドにはご注意くださいね。
荒湯地獄の混浴難易度
まさかこんなところにやってくる人はいないだろうなと思っていたら意外にも、観光客のかたが何組かいらっしゃいました。そんな状況で入浴するにはかなりの勇気が必要ですし、いきなり入浴したら他のかたたちの迷惑にもなりかねません。観光として長居する場所ではないので、他に人がいる場合はその人たちがいなくなってからじっくりとお湯を楽しんでください。
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【荒湯地獄の満足度】★★★☆☆
【混浴恥ずかしさ度】★★★★☆
荒湯地獄の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
---|---|---|
泉質 | 硫黄泉 | |
ph | 不明 (おそらく弱酸性) | |
タオル巻き | OK | |
効能 | 神経痛・うちみ・運動麻痺・消化器病・痔…etc. |
こんにちは、ミナさん。
度々、拝見させて頂いてますが、初めてコメント致します。
ここ数年、春と秋に東北各地の温泉を訪ね廻っているのですが、地図上で「ここぞ!」と目星をつけた温泉・野湯・地獄をググると、大抵ミナさんのサイトが出てきて、毎回ビックリ!させられています。
今回も宮城・荒雄岳「荒湯地獄」を検索したら、夕暮れの中、青いビニールシートの湯の中に、チョコンと膝を抱えて座ってらっしゃるではないですか!しかも、ニッコリ微笑んで。
薄暗いのも手伝って、温泉妖精!かと、みがまいました。(笑)
今回、あらためてコメントしたのは、三つの質問があった為です。お時間あります時に、可能でしたら、教えて頂けると幸いです。
①:野湯等へ入浴される際は、硫化水素のカウンター等を持参されるのでしょうか?お持ちでしたら、お勧めがありますか。
②荒湯地獄で「お尻を湯床につけられなかった」とありますが、衛生上の懸念からでしょうか?
③他の湯も含めてですが、入湯の日時年月記載がないのは、何か理由がおありでしょうか? 文章の中から季節感、体感は何となく感じ取れますし、しっかりとコメントされてる場合もあるのですが、特に野湯等は形状が大きく変化している場所も幾つかありますので、入湯時期が明確だと、より参考になるのになぁ~、とたまに思ったりしています。
長くなり、恐縮です。
次のGWもミナさんのサイトナビを参考に東北各所を巡ってきます。これからも「日本一自由奔放な妖精」としてのご活躍と、道中の無事故をお祈り申し上げます。