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明礬温泉とヘビん湯について(地図)
明礬温泉(みょうばんおんせん)は日本一の源泉数と湧出量を誇る別府温泉を含む別府八湯のひとつで、江戸時代から明礬(湯の華)が採れ、今でも藁葺屋根の湯の花小屋が立ち並ぶ素敵な温泉地です。
「ヘビん湯」は別府三秘湯のひとつで、三秘湯のなかではいちばん奥にある整備された野湯です。全国的にも有名な野湯で、まさに野湯の代表格ともいえる存在です。
明礬温泉 ヘビん湯の体験記
ヘビん湯へのアクセス方法
ヘビん湯へは「別府温泉保養ランド」から少し山のほうに上がって行ったところにあります。

別府温泉保養ランドから国道500号線を山のほうに上がって行くとカーブの所の右側にゑびすや旅館さんの駐車場があります。そのすぐ先左側に「願掛地蔵尊」という看板と小道があるので、そちらを左に曲がります。

こちらの看板の約500m先に「へびん湯」と「鍋山の湯」への分かれ道があります。

前回の訪問時には鍋山の湯の事件が未解決だったため、こちらの柵が閉まっていてこれより先に行くことができませんでした。今回は通過できる状態になっていてほっとひと安心です。

まずは日陰の砂利道を進むと

山々が見える未舗装の道に出ます。

すると今度は左右の分かれ道が出てきます。左方向にくだると「へびん湯」方面に、右方向に上っていくと「鍋山の湯」方面に進みます。

こちらの道は別府一周遊歩道ルートになっているようです。

見晴らしのよい道を進むと今度は下り道になります。かなり細くて凸凹な道なので、傷ついても構わない小さな車などで行かれることをおススメします。

今度は舗装された道路になります。さらに道なりに進むと――

看板と照明、そして右側に下がる細い道が出てくるのでこちらを右方面に進みます。

下り道を降りきったあたり、画像の白い車がある場所に皆さん車を停めていらっしゃったので、私もそちらに停車しました。

右側に川のほうへ降りていける石段のような下り道があります。そちらを降りていくと…

川を渡ったすぐ先に小屋があります。あちらがヘビん湯の脱衣所になっています。野湯なのに車から降りてすぐに到着だなんてすごく便利です!
野湯とは思えないハイクオリティなヘビん湯
脱衣小屋の前に湯船が川沿いに並んでいます。

壁のない脱衣所は男女共用ですが、木棚の奥側に木板で囲われた1人分が着替えられるスペースがあるので女性はその中で着替えると安心です。

いちばん上流にある1つめの湯船です。
4~5本あるパイプから無色透明のきれいな源泉がドバドバと豪快に注がれていました。お湯質はさらりとクセがない肌触りのよいものでした。

4つある湯船の中でいちばん大きく細長い湯船です。こちらは私には少し熱めの湯温でした。

静かな森の中を流れる川のすぐ脇にあるのでせせらぎ音がより鮮明に聴こえました。大きな木々に囲まれて木陰になっているので夏でも涼しく、鳥たちのさえずりも心地よく聴こえました。

上流から2つめにある湯船は脱衣所のすぐ脇にあり、1つめの湯船の半分ほどの広さです。

上流側2つ目までは川から少し上段にあります。

こちらはひとつめの湯温より少しぬるく、私にとっては適温でした。

上流から3番目にある湯船は先程の2つの湯船よりも川の近くにあります。
ヘビん湯は地元の有志のかたが管理している野湯だけあって本当にきれいです。湯船の脇には桶やイスも置かれていました。

3番目の湯船は5人用ほどのサイズで私にとっては長湯できるくらいの適温さでした。
日中は森林浴が最高ですが、夜には満天の星空を眺めながら入浴できますね。

いちばん下流側にある4つめの湯船は川にいちばん近いです。どちらの湯船のお湯もすごくきれいな透明湯で、野湯にありがちな葉っぱや虫なども一切入っていない美しさでした。
ミナの感想
やっと念願のヘビん湯に入浴できました!
道中は舗装されていない細いガタガタ道を通るので少し不安になりますが、まさかあんな道の先にこんなにも素敵な野湯があるなんて感動しました。
まず野湯なのに管理がしっかりされていているのに驚きました。きちんとした脱衣所があったり、桶やイスが置かれていたりと予想以上に快適に入浴できる環境が整えられていました(駐車できる場所にはトイレもあるそうなのですが、今回確認し忘れてしまいました)。
お湯も信じられないくらいきれいな透明度で湯量も素晴らしく、湯温も少し熱めから少しぬるめまで各湯船によって違うのでどんな方でも適温で入れると思います。
そして何と言ってもロケーションが素晴らしかったです。鳥のさえずりがよく聴こえるほどとっても静かな森の中に優しく流れる川があって、澄んだ空気とマイナスイオンを浴びながら広い湯船で両手両足を伸ばして良質なお湯に浸かれるなんて、さすが日本を代表する野天湯のひとつといわれるだけはあります。「秘湯」という言葉がぴったりで野溢れる雰囲気のある最高の野湯でした。
ひとつだけ疑問なのが、なぜ「ヘビん湯」という名前なのか…です。行く前は「ヘビのようにヌルヌルしたお湯なのかな?」とか、「ヘビが出そうな場所にあるのかな?」とか考えていましたがどちらも違うようです。
へビん湯の混浴難易度
野天湯なのに脱衣小屋があるだけでありがたいのですが、さらに隠れて着替えられる1人分のスペースがあるので女性でも安心して着替えができます。
全国的に人気の野湯で訪問者が多いのは確かですが(私が訪問中も3組のかたが入浴しに来ていました)、湯船は4つもあって段差もあるうえに広さも十分あるので思ったよりも他の人が気にならずに入浴できる環境だと思います。
ヘビん湯はマナーの悪さや物盗りなど以前から問題点が指摘されている場所ですが、こんなにも素晴らしい野天湯がいつまでも続くように皆さんもぜひルールやマナーを守って利用して下さい。
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【ヘビん湯の満足度】★★★★★
【混浴恥ずかしさ度】★★☆☆☆
ヘビん湯の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
---|---|---|
泉質 | 単純温泉 | |
ph | 不明 | |
タオル巻き | OK | |
効能 | 不明 |
おせっかいかとは思いましたが、コメントさせていただきます。
もう、10年以上前に私が、へびん湯を訪れた際、交番で道を聞いたのですが、その時に、へびん湯という、名前の由来も教えてもらいました。
へんぴな所にある湯が訛って、へんぴ湯→へびん湯となったらしいです。
こーさん、コメントありがとうございます☆
へびん湯の名前の由来は「へんぴな所にある湯」だったのですね!知りませんでした‼
てっきり「ヘビもいない安全なところにあるからゆっくり浸かって行ってね」というような意味なのかな~、なんて勝手に思っていました。
こんばんは。ミナさんのレポート読んで行って来ました。鍋山の湯は入り口の所で柵があり通行できませんでした。蛇ん湯にはしっかり入ってきました。レポート通りの最高の野天風呂でした。女性1人ではやはり怖いと思います。夜なんか絶対入ったらだめですね。