長湯温泉「かどやRe」




住所 〒878-0402
大分県竹田市直入町長湯7985-2
TEL 0974-75-2143
入浴料 300円
時間 12:00~20:00(要確認)
定休日 不定休
駐車場 あり(無料)
構成 露天風呂(混1)
内湯  (女1、男1)

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長湯温泉とかどやReについて(地図)

長湯温泉(ながゆおんせん)は大分県久住山系の東の麓に位置する直入町にあります。芹川沿いに温泉旅館などが並ぶ素朴な温泉地ですが、その歴史は長く、8世紀半ばの風土記の昔にまでさかのぼり、日本三大名湯のひとつにもなっているほどです。長湯温泉の泉質は「飲んで効き長湯して利く 長湯のお湯は心臓胃腸に血の薬」と称えられています。また、九州で初めて源泉かけ流し宣言を行い、全国でも数少ない国民保養温泉地に選ばれています。

素朴な長湯温泉を一躍有名にしたのが「花王のバブ♪」でお馴染みの花王さんが1988年に命名した「日本一の炭酸泉」。実際は炭酸濃度だけを比べると長湯温泉よりも高い濃度の温泉は多くあるのですが、炭酸が抜けやすい高温のお湯の中でもバブの7倍ほども多い炭酸が残っているという理由で「日本一の炭酸泉」とネーミングしたそうです。

やすらぎの宿 かどやReは創業80年以上の老舗温泉旅館で、全部で6部屋(1日4組限定)という小さなお宿なので行き届いたおもてなしが受けられます。ちなみに「Re」とは、リラックス、リフレッシュ、リメンバー、リターンの4つの”Re”で、くつろぎ、安らぎ、再会、また戻ってきて欲しいという想いが込められているそうです。

長湯温泉 かどやReの体験記

外観・お風呂の種類

かどやReの画像

【かどやReの外観】
道の駅や御前湯からも徒歩3分ほどと長湯温泉のほぼ中央にあるので街めぐりをするにも最適な場所です。老舗旅館ですがリニューアルされてきれいな外観です。

かどやReの画像

玄関を入ると優しい木のぬくもりを感じる世界です。館内は細かいところまでお掃除が行き届いていて、床もピカピカに光っていました。そしてその輝きに負けないくらいの素敵な笑顔で優しそうな女将さんがお出迎えしてくださり、柔らかな対応にお風呂に入る前からあったかい気持ちになりました。

かどやReには
・ 混浴露天風呂
・ 女性用内湯
・ 男性用内湯

と全部で3つの湯船があり、旅館の庭先から湧き出す源泉を贅沢に楽しめる源泉かけ流しの100%天然温泉です。

男女別内湯の口コミ情報

かどやReの画像

お風呂場へは館内に入って左にある廊下を進みます。

かどやReの画像

館内の案内通りに廊下を進むと、突き当たり(というか別棟ですかね)が男性用内湯の入口です。

かどやReの画像

男性用内湯入口のすぐ左奥に女性用内湯入口があります。

かどやReの画像

【女性用内湯の脱衣スペース】
古さは否めませんが、綺麗にお掃除されていて清潔感のある十分な広さの脱衣スペースです。手造りのテーブル棚には自由に使えるフェイスタオルが完備されていました。

かどやReの画像

寒い時期だったので、脱衣所にはヒーターが置かれていました。こういった小さな心配りが嬉しいです。

かどやReの画像

【女性用内湯】
2~3人用サイズの小さな湯船に薄緑の濁り湯がたっぷり!狭くて湯治場のムード漂う内湯ですが、窓から日差しが注がれていて室内は明るかったです。湯口からはゴボッゴボッと音を立てながらお湯が岩を伝って湯船に流れていました。湯温は少し熱めでした。

湯船自体は男性用内湯とつながっています。薄い板とすだれで簡単に仕切られているだけなのでもちろん声などは丸聞こえです。

内湯にはシャワーがひとつとシャンプーが完備されていました。

混浴露天風呂の口コミ情報

かどやReの画像

混浴露天風呂は女性用内湯入口から外に出て、男性用内湯入口の前の通路を通り越したカーテンの先にあります。

かどやReの画像

誰もいなかったので写真を撮らせてもらいましたが、男性は内湯の脱衣所にドアが2つあって正面のドアを開ければ内湯の浴室、右側のドアを開ければすぐに露天風呂というつくりです。

かどやReの画像

【混浴露天風呂】
露天風呂の空間は広くはなく、葉やすだれで囲われているので大自然の景色を期待していると残念に思いますが、花や植物が程よく植えられているのでお庭の中でお風呂に入っているような癒しの空間になっています。

かどやReの画像

鉄分の多いお湯はいかにも成分が濃厚そうなきれいな緑色の濁り湯です。その成分の濃さを証明するかのように湯船の表面全体にきれいな析出物が見られます。

かどやReの画像

露天風呂は男性用内湯のすぐ外にあり、内湯の湯船から2か所の丸穴を通してお湯が流れてきています。

かどやReの画像

湯船の反対側には源泉が注がれてくるパイプもあります。パイプの先は温泉成分で白い結晶が付いていました。

かどやReの画像

濃厚な温泉成分のため析出物が結晶化して湯船の縁はこんな感じに!温泉の緑色と相まって自然美が満載の露天風呂となっています。

かどやReの画像

露天風呂の湯船の上部にはトタン屋根がついているので、雨でも入浴可能です。

かどやReの画像

源泉温度は49℃でかけ流しなので冬は湯温がぬるめかもしれません。この日も少しぬるく感じました。湯の花もたくさん舞っていて「濃い温泉に入ってるな~」という実感がありました。こちらの源泉は飲用も可能で慢性消化器病(胃腸)・慢性便秘・糖尿病に効能があるそうです。

【ミナの感想】

老舗旅館とは聞いていましたが、「かどやRe」と横文字の入ったお宿だったので行く前は「実はペンション風なのかな」なんて思っていました。でも実際は純和風の外観&内装で、一言で表現するならば「この上なくアットホーム」でした。館内の雰囲気も女将さんもいい意味で頑張りすぎないで今ある施設や環境で出来る限りのサービスをしていらっしゃる姿勢が随所にみられて、とても好感が持てました。

特に女将さんが明るく優しい雰囲気で色々と話しかけて下さいました。でもグイグイ来るわけでもなく、心地よい距離感で会話をしてくださるのでお人柄の良さを感じられました。

温泉は鉄分の多い温泉の泉質が濃厚で疲れが取れ、入浴後はお肌がサラサラになりました。お風呂場は湯治湯の雰囲気満載で万人受けではないでしょうが、静かにゆったりと純粋に温泉の効能を満喫したいかたにはとてもおススメです。

お食事も海の幸・山の幸とも旬の食材や地元の食材、料理方法でお味もとてもおいしいそうなので(特に洋風茶碗蒸し)、次回は宿泊して自慢のお食事と温泉をゆっくり楽しませていただきたいです。

非日常的な空間や環境の温泉を求めている方には向いていませんが、家庭的な雰囲気と心地よいおもてなしの中で良質な温泉を静かに楽しみ、日常の疲れをの~んびり癒したいかたにはイチオシの温泉宿です。

かどやReの混浴難易度

女性が混浴露天風呂に行くには男性用内湯の脱衣所の前を通らないと行けません。また、露天風呂には脱衣スペースがないので、事前に女性用内湯の脱衣所でお洋服を脱いでから移動しないといけません。バスタオルを巻いて廊下を歩いているところを他の人に見られたら恥ずかしいですね。

露天風呂は湯船があるだけで広い空間ではありませんし景観もないので、他に入浴されている方がいたら入りずらいです。でもお湯に浸かってしまえば濁り湯なのでそこまで気になりません。

純粋に言えば女性の混浴難易度はかなり高いです。ただ、1日4組しか宿泊していませんし、日帰り入浴でも混み合うような施設ではありません。ですから他のお客さんと一緒になってしまう確率はかなり低く、むしろ貸切状態で利用させていただける確率の方が高いと思います。

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【かどやReの満足度】★★★★★
【混浴恥ずかしさ度】 ★★★★★

かどやReの温泉詳細情報(身体への効能など)
泉質 含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
ph 6.9 (中性)
タオル巻き NG
効能 糖尿病・高血圧・動脈硬化症・神経痛・筋肉痛・慢性消化器病・疲労回復・やけど・くじき・切り傷・冷え症…etc.
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