
じゃらんで日本屈指の青磁色の温泉を予約する
楽天トラベルで日本屈指の青磁色の温泉を予約する
明礬温泉と鍋山の湯について(地図)
明礬温泉(みょうばんおんせん)は日本一の源泉数と湧出量を誇る別府温泉を含む別府八湯のひとつで、江戸時代から明礬(湯の華)が採れ、今でも藁葺屋根の湯の花小屋が立ち並ぶ素敵な温泉地です。
「鍋山の湯」は別府三秘湯のひとつで、三秘湯のなかではいちばん景観のいい野湯です。
明礬温泉 鍋山の湯の体験記
最初の訪問時
鍋山の湯へは「別府温泉保養ランド」から少し山のほうに上がって行ったところにあります。
鍋山の湯へは行くべきか正直迷っていました。
――というのも2010年9月に鍋山の湯に通じる道路脇で28歳の女性の遺体が見つかりました。首を絞められた跡があり、殺人事件とされていて行ってみるのが怖かったのです。
この時別府温泉保養ランドの入浴後で、そちらにタクシーのおじさんがいたのでとりあえず場所を聞いてみました。
事件後は鍋山の湯へ向かう道路が閉鎖になったと聞いていましたが、「数日前に閉鎖解除になったようなことニュースで言ってたかも」とドライバーさんがおっしゃったので、やはり行ってみることにしました。すると私が怖がってるのに気づいて、優しいドライバーさんはなんと車で先導して下さいました。
犯人が見つかっていなかったので、鍋山の湯へ通じる道は通行止めになっていました(2011年3月)。

頑丈に閉鎖され、防犯カメラも付けられていました。
**2011年8月31日に鍋山の湯事件の容疑者は無事逮捕されました。現在は開通しているようなので再チャレンジします!
そして2度目のチャレンジ
鍋山の湯へのアクセス方法
別府温泉保養ランドから国道500号線を山のほうに上がって行くとカーブの所の右側にゑびすや温度さんの駐車場があります。そのすぐ先左側に「願掛地蔵尊」という看板と小道があるので、そちらを左に曲がります。

道なりにずっと進むと、こちらの看板の約500m先に鍋山の湯と「ヘビん湯」との分かれ道があります。
以前は矢印のところに「鍋山の湯」と書かれていたのですが、今回は「へびん湯」としか書いてありません。今は入れる状態だと聞いたのですが大丈夫かな…

前回の訪問時にはこちらの柵が閉まっていてこれより先に行くことができませんでした。今回は通過できる状態になっていてひと安心です。

まずは日陰の砂利道を進みます。この時点でかなりの凸凹道です。

すると山々が見える未舗装の道に出ます。

今度は左右の分かれ道が出てきます。左方向にくだるとヘビん湯方面に、右方向に上っていくと「鍋山の湯」方面に進みます。

ここからはゴツゴツした細い砂利道になります。

しばらく進むと「鍋山温泉郷」という門があるのでこのあたりに車を停めました。鍋山の湯は事件後からゲートが閉まっていますが、立入禁止の看板が建った以降には所有者が変わられて現在は管理者のかたが定期的にお掃除をして地元のかたを中心に入浴しているそうで画像左側の柵の脇から中へ入って行きます。

歩きやすい道に沿って進みます。

すると白い看板が出てくるのでこちらを右に入って行きます。

温泉成分で砂利も温泉成分(硫黄)で変色しています。

画像右に見える緑の木を目指していきます。
**サイト読者さんから「木に縛り付けられているピンク色の紐を頼りに進むといいですよ」と聞いていたのですが、私には見つけられませんでした


草むらの高い葉に隠れた細道を進んで小さな石社のところを入ると…

2つ目のゲートから歩いて約10分ほどで鍋山の湯に出会えます。
ひっそりと、でも力強く湧く鍋山の湯

【鍋山の湯】
山の斜面に沿って上段下段の2段に区切られた石造りの湯船の上に中には何もない石の社と大岩がシンボル的に鎮座しています。

脱衣所はないので他に人がいる場合はこちらの大岩の裏で着替えるといいかもしれません。

景観はご覧の通り山に抱かれていて夜は満天の星空が楽しめそうですが、ここまでの道のりは街頭など全くなかったので相当慣れているかたでないとたどり着けないと思います。

上段の湯船のすぐ近くから源泉が自噴していて、そちらから黒いホースで湯船へと注がれています。

硫黄の匂いがする灰色のお湯は源泉温度が約97℃と激熱です。黒の他に白色のホースもあってそちらからは近くの湧水を引くことで温度調整されているそうですがそれでもかなり熱かったです。

下段の湯船で溢れたお湯はどんどんと湯船の外に流れていくのでとても新鮮な温泉が楽しめますが、それでも定期的に清掃しないと温泉成分が貯まって黒くなってしまうそうです。

湯底には泥が沈殿していましたが、すくって取れるほどは溜まってはいませんでした。

利用の際は完全に自己責任のため各自十分に注意してください
【ミナの感想】
周りには草木の他には何もなく空と山が見えるだけで静寂に包まれた中で時が止まっているかのようでした。でもそんな中で絶えず源泉が地下から自噴していて、ホースから源泉が注がれている勢いと音で「あ、今も時は流れているんだな」と確認できるほどでした。
お湯は新鮮そのもので自然のパワーをズンズン感じられる力強さがあり、癒しと元気をもらえる一湯でした。こんな素晴らしいお湯を無料で利用させていただけるなんて管理されている方に心から感謝です。
2010年に起きた鍋山の湯事件前から鍋山の湯を含む周辺の野湯ではのぞき目的の行為や車上荒らしなど物騒な事件が多発していたそうです。でも殺されてしまった女性はそのような情報を知らずに、鍋山の湯から別府の夜景と星空が見たくて夜にひとりで行ってしまわれたのかもしれません。
こんなに素敵なロケーションとお湯ですから、夜に来たくなってしまう気持ちも十分理解できます。でも道中街頭はひとつもなく、夜は真っ暗な中これといった目印もない野湯です。もし何か起こって叫んでも聞こえるような場所ではないのです。訪れてみて「女性がひとりで来るのは無謀すぎるな」と改めて思いました。
私はひとりで野湯に行く場合は(方向音痴ということもありますが)事前に地元の方に道をお聞きするようにしています。そうすると、「最近は熊が出るよ」とか「変質者がでるって話だよ」「この間大きな落石があったよ」と最新の情報を教えていただけたりします。そこで身の危険を感じるマイナスになる情報があれば行くのを諦めます。
もし女性おひとりで野湯に行かれるかたはこのようにするなど、自分なりの方法で自分の身は自分で守りましょう。私も今回行ってみて「気をつけよう」と再認識しました。そして亡くなられたかたのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
鍋山の湯の混浴難易度
湯船の上段に大きな岩があってそちらの裏側に隠れて脱衣をすることができるので、もし他の入浴者がいらっしゃっても着替えはそこまで恥ずかしくないかと思います。また、お湯はかなり白灰色に濁っていてお湯の中はほとんど見えません。ですからお湯に浸かってしまえば女性も比較的入浴しやすいです。着替えてからお湯に浸かるまで、またお湯から出て岩裏に隠れるまでが躊躇してしまうポイントになります。
じゃらんで日本屈指の青磁色の温泉を予約する
楽天トラベルで日本屈指の青磁色の温泉を予約する
【鍋山の湯の満足度】★★★★☆
【混浴恥ずかしさ度】★★☆☆☆
鍋山の湯の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
---|---|---|
泉質 | 硫化水素泉 | |
ph | 不明 | |
タオル巻き | OK | |
効能 | 不明 |
すみません!あくまで温泉を紹介する記事とは分かっています。しかし思春期男子としてはどうしてもその素晴らしいスタイルに目がいってしまいます…
そこで質問です。ミナさんは何カップあるんですか? 本当にはしたない事とは思いますがどうしても気になります…