視覚的に見てどうしても乳白色や緑色などのにごり湯だと「あ~、温泉だぁ~!いいお湯だぁ~‼」と感じてしまいますが、このようなにごり湯の源泉も実は地上に湧き出す時は無色透明なのです。それが外気にさらされることで酸化したり光に当たることで光合成などが起こって色が付くのです。
視覚的には少し寂しいかもしれませんが、無色透明のお湯はそれだけ新鮮であったりする場合もあります。

また、色付きのお湯は硫黄の匂い・石油などのアブラ臭・鉄の匂いなど個性的な匂いがするものも多く、酸性度の高かったりして刺激のあるものも少なくありません。

一方の無色透明のお湯の多くは「単純温泉」で含有成分が他の泉質に比べて少ないためお肌に優しく刺激がほとんどありませんから赤ちゃんやお肌の弱いかた、敏感肌のかた、お年寄りまでどなたでも安心して入浴できます。

さらに単純温泉の中でもアルカリ性度の高いものは古い角質を取るクレンジング効果があるので美肌効果も期待でき、女性には嬉しい泉質です。

温泉=色付きのお湯というイメージはなかなか抜けないかもしれませんが、無色透明だからといって効能がない・普通のお湯ではなく、体に良い成分が十分に含まれているのです。