
住所 | 〒321-2717 栃木県日光市川俣876 |
TEL | 0288-96-0306 |
入浴料 | 500円 |
時間 | 9:00~15:00 |
定休日 | 無休 |
駐車場 | あり(市営駐車場) |
構成 | 露天風呂(混浴3、女1) 内湯 (女1、男1) |
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奥鬼怒温泉郷と八丁の湯について(地図)
八丁の湯がある奥鬼怒温泉郷(おくきぬおんせんきょう)へは環境保全のため女夫淵温泉から先、マイカーでの乗り入れが禁止されています。八丁の湯に宿泊する場合は送迎車を利用できるため約20分で到着しますが、日帰り入浴の場合は約1時間10分かけて歩いて行かなくてはなりません。
車は無料の市営駐車場に駐車します。8時過ぎに到着したのですが既に駐車場にはたくさんの車が停まっていました。

八丁の湯へは「奥鬼怒歩道」を歩いていきます。
現在歩道の一部分が崩落しているため仮歩道ができていると書かれていました。

橋を渡って大自然あふれるハイキングのスタートです!
最初の1Km弱は車も通る「スーパー林道」を歩きます。少し坂道になっていて既にここで体力奪われました…

こちらの看板から車道と離れて「仮歩道」に入るため右に曲がります。
ここから八丁の湯まで約4Km (70分) あります。

先ほどまでは砂利道でしたが、仮歩道は緑の木々いっぱいの涼しい土の道でハイキング気分が高まります。

こちらから沢に向かって下っていきます。
新しい橋を渡ります。
こちらでは釣りをしている人の姿を見かけました。

途中急な階段や坂道もありますが、半分以上は平坦な道でした。
沢沿いの道をずっと歩くのですがほとんど日陰がですし、水の音が気持ちよくて真夏でもそれほど暑く感じないと思います。

八丁の湯は4つある奥鬼怒温泉郷の宿の中で一番手前にあり、ハイキング開始から休憩なしで早めに歩いて1時間ほどで到着しました。
奥鬼怒温泉郷 八丁の湯体験記
外観の画像
【八丁の湯の外観】
日帰り入浴の受付は1929年の開業当初からの歴史を感じる風情のある2階建て木造の本館にあります。
八丁の湯は奥鬼怒温泉郷のなかで最も古い温泉宿で1987年までは電気も通っていなく「ランプの宿」として有名でした。

建物前は渓流沿いになっていて天然水が飲める場所もあります。座って自然を満喫できるスペースもあります。
周りには現代的なログハウスが5棟並んでいて自然と調和しています。
館内の画像
建物入って右側に下駄箱、正面が受付になっています。
八丁の湯には
・ 3つの混浴露天風呂
・ 女性専用露天風呂
・ 女性専用内湯
・ 男性専用内湯
・ 温泉プール (夏期のみ)
と全部で5種類のお風呂があり、2本の源泉が敷地内の8か所で山肌から毎分300リットルも湧出している加水・循環なしの100%源泉かけ流しの天然温泉です。
受付から右に来たところ。こちらを左に曲がると混浴露天風呂、まっすぐ行くと女性専用露天風呂と休憩スペースがあります。
混浴露天風呂「雪見の湯」と「温泉プール」の情報
【混浴露天風呂の脱衣所】
男女共用ですが女性はカーテンの中で着替えられるので安心です。

脱衣所にはロッカーと洗面台、タオル乾燥機もありました。

【混浴露天風呂】「雪見の湯」
脱衣所のすぐ隣にあるコンクリートの四角い湯船で小さな湯の花が舞う無色透明のお湯が木筒から流れ落ちています。

うっそうと茂る緑とほどよい水量の滝が見られます。
太陽がガンガンに当たっているせいもあるかもしれませんが、かなり熱めのお湯でした。冬はまずこちらで体を温めるとよさそうです。

【温泉プール】
「雪見の湯」の左斜め前にあり、子供用の浮き輪も置いてありました。
プールというだけあって私がお尻を着けると鼻が隠れるくらいの深さがあります。
こちらも無色透明で小さな湯の花が舞っていますが、雪見の湯よりも温度は低くて40℃程度でした。

温泉プールの岸壁からは3か所から源泉が湧出していて、こちらから木筒を伝ってお湯が各湯船に流れています。
混浴露天風呂「滝見の湯」の口コミ情報
今度は「雪見の湯」の右側にある石段を降りて行きます。
降りた右側の小屋には桶とイスにリンスインシャンプー・ボディソープが置かれていました。

【混浴露天風呂】『滝見の湯』
八丁の湯でいちばん有名な混浴露天風呂です。
自然の石で組まれた優しい雰囲気の大きな湯船はブナなどの緑に囲まれてすごく絵になります。

湯船の真ん中にある大きな石の上に寝て体を焼いているかたもいらっしゃいました。

川を挟んで滝の前にあるので「雪見の湯」より近くで滝を眺めることができます。こちらのお湯も無色透明で小さな湯の花が浮いていました。湯温は40℃ほどなのでゆっくりと浸かっていられました。
そして、画像左に人がいらっしゃる所にももうひとつの混浴露天風呂があるので早速行ってみましょう♪
混浴露天風呂「石楠花の湯」の口コミ情報
素敵な石の階段を登って行くと…

【混浴露天風呂】『石楠花の湯』
石職人さんの希望でつくった3人ほどが入れる小さな石造りの湯船です。
6月頃には一面に石南花の花が咲き乱れるそうです。とても気分がいい!!

無色透明で41℃ほどの1号源泉が注がれています。

湯船に浸かって滝を見るとこんな感じに見られます。滝に手が届きそうなほど近く、横から滝を見ることができちゃいます。

下から見るとこのようになっています。

石楠花の湯から下を見ると「滝見の湯」や休憩室、女性専用露天風呂の建物、小川や緑が見渡せます。気分も最高♪
女性専用露天風呂の口コミ情報
女性専用露天風呂へは休憩室があるログハウスの手前通路を左に行くと入口があります。

木造の階段を下ると…

【女性専用露天風呂】
少し遠いですが、こちらからも滝を見ることができます。

ちなみに混浴「石楠花の湯」から見える女性専用露天風呂はこんな感じです(右の建物)。
【ミナの感想】
まず、八丁の湯は本当に秘境にあります。奥鬼怒歩道は平坦な道ばかりではなく、途中段差の激しい階段やゴツゴツした岩を登ったりする場所、落石がある道、湿地帯のようにぬかっている道もあって、普段ハイキングをしない私には予想以上に大変でした。サンダルやヒール、ブーツなどではなく、必ずスニーカー以上のきちんとした靴を履いて行ってくださいね。
八丁の湯は木々に囲まれていて四季それぞれに素敵な景色が楽しめそうです。特に紅葉の時期は格別でしょうね。
人気の混浴露天風呂なだけあってたくさんの人が入浴していましたが、広い空間に複数の湯船があるのであまり気にならず、静かでのどかな雰囲気の中で入浴できました。また、人が多くて入れないかなと思っていた小さな露天風呂も長湯する人はいなく、なんとなく順番に入れたのですごく良かったです。
どうでもいい話ですが、温泉に浸かったバスタオルは必ずといっていいほど硫黄の匂いや変な匂いがついてしまったり変色してしまったりするのですが、八丁の湯の湯あがりにバスタオルの匂いを嗅いだらフローラルないい香りがしました♪
八丁の湯の混浴難易度
八丁の湯の混浴はバスタオル巻きでの入浴もOKなので、女性も安心して入浴できます。様々な年代の女性がバスタオルを巻いて混浴しているので恥ずかしさも半減すると思いますよ。
女性専用露天風呂からも滝が見えますが、やはり混浴露天風呂のほうが景色も雰囲気もいいので、女性の皆さんも自然と一体化して豊富なお湯をぜひ満喫してみてください。
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【八丁の湯の満足度】★★★★☆
【混浴恥ずかしさ度】★☆☆☆☆
八丁の湯の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
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泉質 | 単純温泉 | |
ph | 7.2 (中性) | |
タオル巻き | NG | |
効能 | 神経痛・運動麻痺・間接痛・慢性消化器病・痔疾・冷え症・動脈硬化症・慢性皮膚病…etc. |
この夏奥鬼怒温泉郷へうかがいたく、調べているうちにこちらのサイトにたどり着きました。あくまでもユーザー側の立場で温泉を比較検討し、ご自身のたくさんの経験をもとに感想、意見を書いている点に好感を持てました。具体的な説明が体験とデータで記され、説得力ある文章が展開されていて、読みやすく、楽しいサイトだと感じました。満足度も大いに参考になります。
八丁ノ湯か以前泊まった加仁湯かと考えていたのですが、こまゆみの里という宿も広々として、気になりました。ここの宿は全くもってはじめて知りました。
今後ともご健筆を祈っています。