
住所 | 〒321-2717 栃木県日光市川俣871 |
TEL | 0288-96-0311 |
入浴料 | 500円 |
時間 | 9:00~15:00 |
定休日 | 無休 |
駐車場 | あり(市営駐車場) |
構成 | 露天風呂(混浴3、女1) 内湯 (女1、男1) |
加仁湯へのアクセス(ハイキング)
加仁湯がある奥鬼怒温泉郷(おくきぬおんせんきょう)へは環境保全のため女夫淵温泉から先、マイカーでの乗り入れが禁止されています。加仁湯に宿泊する場合は送迎車で約25分で到着しますが、日帰り入浴の場合は約1時間30分かけて歩いて行かなくてはなりません。
車は無料の市営駐車場に駐車します。8時過ぎに到着したのですが既に駐車場にはたくさんの車が停まっていました。

加仁湯へは「奥鬼怒歩道」を歩いていきます。
現在歩道の一部分が崩落しているため仮歩道ができていると書かれていました。

橋を渡って大自然あふれるハイキングのスタートです!
最初の1Km弱は車も通る「スーパー林道」を歩きます。少し坂道になっていて既にここで体力奪われました…

こちらの看板から車道と離れて「仮歩道」に入るため右に曲がります。
ここから加仁湯まで約4Km (70分) あります。

先ほどまでは砂利道でしたが、仮歩道は緑の木々いっぱいの涼しい土の道でハイキング気分が高まります。

こちらから沢に向かって下っていきます。
新しい橋を渡ります。
こちらでは釣りをしている人の姿を見かけました。

途中急な階段や坂道もありますが、半分以上は平坦な道でした。
沢沿いの道をずっと歩くのですがほとんど日陰がですし、水の音が気持ちよくて真夏でもそれほど暑く感じないと思います。

ハイキング開始から休憩なしで早めに歩いて1時間ほどで「八丁の湯」に到着。
加仁湯はここからさらに鬼怒川上流500mほどの所にあります。

最後の登りを5分弱歩くと加仁湯の建物が見えてきます。歩くのが早いかたなら駐車場からトータル1時間10分ほどで着くと思います。
奥鬼怒温泉郷 加仁湯の体験記
外観の画像
【加仁湯の外観】
鬼怒川沿いにある加仁湯は1988年に建てられた鉄筋コンクリート製の4階建てです。
「加仁湯」という名前はかつて近くにサワガニがたくさんいたことから付けられたのだそうです。

右側には川を眺めながら入れる足湯があります。
館内の画像
【加仁湯の玄関&ロビー】
クマのはく製がお出迎えしてくれます。
玄関の右斜め前にフロントがあります。右側にはお土産が売られていてクマの肉やイノシシ肉の缶詰といった珍しいものも置かれていました。

ロビー隣には囲炉裏のお部屋もあります。様々な動物のはく製やクマの毛皮のはく製があって凄過ぎて入ることもできませんでした。
加仁湯には
・ 3か所の混浴露天風呂
・ 女性専用露天風呂
・ 露天温泉プール(夏期のみ)
・ 貸切露天風呂
・ 女性専用内湯
・ 男性専用内湯
と全部で6か所のお風呂があり、
◇ 黄金の湯
◇ 崖の湯
◇ たけの湯
◇ 奥鬼怒4号
◇ 岩の湯
と5本もの自家源泉を持ち、毎分300リットルも湧出している100%源泉かけ流しの天然温泉です。
**貸切露天風呂は宿泊者専用です
お風呂場は客室を越えた先にあります。
男女別内湯の画像付き口コミ情報
【男女別内湯入口】
内湯はロビー階から1階下がったところにあります。
手前が女性用、奥が男性用脱衣所への扉です。

【女性用内湯脱衣所】
広くてきれいな脱衣所には洗面台と鏡・洗顔ソープが完備されていました。

【男女別内湯】
シンプルな造りですが、広くてゆったり入れました。内湯にはシャワー&カランにシャンプー・リンス・ボディソープが完備されていました。
女性専用第一露天風呂と混浴第三露天風呂の情報
女性専用の第一露天風呂と混浴の第三露天風呂は建物のいちばん奥にあります。
奥のドアの先は…

木とコンクリート造りの雰囲気が全く違う空間です。
手前の青と赤の暖簾が第三混浴露天風呂の入口、いちばん奥の赤い暖簾が女性専用露天風呂です。

【女性専用露天風呂脱衣所】
とてもシンプル。

【女性専用露天風呂】
広い湯船には白濁のお湯がたっぷり注がれています。
鬼怒川沿いにあり、対岸の緑がとてもきれいでした。

【混浴第三露天風呂入口】
こちらの先に男女別の脱衣所があります。

【混浴第三露天風呂 女性用脱衣所】
女性専用露天風呂の脱衣所の3倍近くの広さがあり、洗面台と鏡も付いていました。
脱衣所の入口にも湯船につながる道にも扉などはありません。

小屋の左が男性用脱衣所、右が女性用脱衣所で各脱衣所からお湯に浸かっている数段の階段を降りて湯船に入ります。

湯船に入るまでは仕切りがされているので女性も完全にお湯に入るまで見られる心配は少なそうです。

【混浴第三露天風呂】
とても大きな湯船になんとなく真ん中に大きな石が置いてあって、女性側 / 男性側と仕切られているつくりです。ちなみに今私がいるのはなんとなく男性側。

「黄金の湯」の白濁したお湯が注がれていています。岩の向こうが (半分から左) は熱めのお湯ですが、こちら側 (半分から右) は適温でした。
こちらの第三混浴露天風呂は加仁湯のなかでもいちばん人気の湯船だそうです。

標高1,500mのところにあるので空気が澄んでいて、目の前は鬼怒川と木々という大自然に囲まれているのでとても気分よく入浴できました。
第二露天風呂・温泉プールのクチコミ情報
第二露天風呂・ロマンの湯・温泉プールは第一&第三混浴露天風呂より手前にあります。

左手前が第二露天風呂と温泉プール、奥がロマンの湯へと続きます。

階段を降りて行って左側が貸切風呂、正面には第二露天風呂の船形をした湯船がありますがこの時は清掃中でした。

【混浴第二露天風呂】
凹凸のある石造りで力強い雰囲気の湯船です。
この時は清掃中のためお湯は抜かれていました。

石の湯船の隣には2人用の【愛のハラハラ風呂】という樹齢600年のシナの木の切り株風呂があります。
お掃除しているおじさんがいてさすがに恥ずかしくて入れませんでしたが、無色透明のお湯が注がれていました。

【温泉プール】
第二露天風呂の右側にあります。白濁湯と透明のお湯が入っていました。深さはありませんがもの凄く広くて子供たちが安心して遊べそうです。
混浴「ロマンの湯」の口コミ情報
3つ目の混浴露天風呂「ロマンの湯」入口です。
画像右側が女性用脱衣所、左側が男性用脱衣所の扉です。

【ロマンの湯の脱衣所】
男女別の脱衣所で安心です。

ロマンの湯には加仁湯が持つ5つの源泉のうち4つが小さな湯船にひとつづつ入っていて、個室のように各湯船が仕切られています。
湯船はどれも2人用ほどのサイズです。

【黄金の湯】
濁り湯で殺菌作用があり、皮膚病に効果があるそうです。

【奥鬼怒4号】
濁り湯で黄金の湯とほぼ同じ。
【たけの湯】
樽風呂に透明のお湯が入っています。唯一硫黄分を含まない温泉で刺激が少ないく、美人の湯なのだとか。

【岩の湯】
食塩が主成分の白濁湯で5本の源泉の中では最も泉温が高いです。
【ミナの感想】
まず、加仁湯は本当に秘境にあります。奥鬼怒歩道は平坦な道ばかりではなく、途中段差の激しい階段やゴツゴツした岩を登ったりする場所、落石がある道、湿地帯のようにぬかっている道もあって普段ハイキングをしない私には予想以上に大変でした。サンダルやヒール、ブーツなどではなく必ずスニーカー以上のきちんとした靴を履いて行ってくださいね。
ただ、道のりと佇まい秘境そのものですが、旅館の建物やお風呂は大きくて秘湯のような独特のしっぽり感は感じられませんでした。
加仁湯には源泉もお風呂の数も多く、夏は温泉プールもあるので家族で楽しめるような雰囲気です。夜になると対岸の屏風岩がライトアップされて幻想的だそうなので、お風呂の印象も変わると思います。
数ある湯船のなかでもやはりいちばん人気の「第三露天風呂」は広くて雰囲気のある湯船に白く濁ったお湯が美しく、対岸の緑も満喫できて良かったです。
それにしても翌日の筋肉痛、久しぶりに体験しました~
加仁湯の混浴難易度
加仁湯の混浴はバスタオル巻きでの入浴もOKなので、女性も安心して入ることができます。お湯の濁り具合はその日によって違うそうですが、私が行った時はかなり白濁している湯船が多かったので、お湯に入ってしまうと恥ずかしさはほとんどないと思います。
ロマンの湯は貸切風呂のような状態ですし、他の混浴露天風呂も家族でワイワイ入るような雰囲気なので混浴しやすい環境だと思います。
【加仁湯の満足度】 ★★★☆☆
【混浴恥ずかしさ度】★☆☆☆☆
加仁湯の温泉詳細情報(身体への効能など) | ||
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泉質 | アルカリ性単純温泉 | |
ph | 9.4 (アルカリ性) | |
タオル巻き | NG | |
効能 | リウマチ・神経痛・月経異常・運動器障害・外傷の後遺症…etc. |